多孔性シリカ材料を用いた抗マラリア薬のドラッグデリバリーシステムの開発に成功
ドラッグデリバリーシステム(DDS)は、薬を患部まで届けるための重要な手法です。今回、熊本大学大学院先端科学研究部の速水真也教授、学部4年生の平野優衣さんのグループは、オーストラリア、ナイジェリア、ブラジルの研究グループとの国際共同研究により、世界で初めて抗マラリア薬のDDSの開発に成功しました。
本成果は、抗マラリア薬を直接飲用する場合と比べて、最大240倍もの治療効率が上がる画期的な手法として、 平成30年2月15日(木)にNature Publishing Groupの科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました 。
【掲載誌】
Scientific Reports
【タイトル】
Mesoporous silica nanocarriers encapsulated antimalarials with high therapeutic performance
【著者】
Saliu Alao Amolegbe, Yui Hirano, Joseph Oluwatope Adebayo, Olusegun George Ademowo, Elizabeth Abidemi Balogun, Joshua Ayoola Obaleye, Antoniana Ursine Krettli, Chengzhong Yu & Shinya Hayami
【DO】
10.1038/s41598-018-21351-8
【詳細】
プレスリリース本文 (PDF 322KB)
熊本大学大学院先端科学研究部
担当:教授 速水真也
電話:096-342-3469
e-mail:hayami※kumamoto-u.ac.jp
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