第8回熊本大学フォーラム
第8回熊本大学フォーラムをベトナム?ハノイにおいて開催しました
12月4日及び5日、ベトナムの首都ハノイにおいて、?第8回熊本大学フォーラム?を開催しました。同フォーラムは熊本大学の国際的なプレゼンスの向上、国際交流ネットワークの拡充、さらに人材交流の促進を図るため、2003年度より国内外の各所において開催しており、過去、海外では中国?上海(2005年度)、韓国?大田(2006年度)、インドネシア?スラバヤ(2008年度)において実施しました。
熊本大学は自然科学系を中心に多くのベトナム人留学生を受け入れており、また、ベトナムに6校の交流協定校を持っています。近年発展がめざましいベトナムは本学でも重要な交流国のひとつであり、また、今年はハノイ建都1000周年の記念すべき年でもあるため、ハノイでのフォーラム開催が決定しました。
フォーラム初日は、本学の交流協定校であるハノイ建設大学内において、谷口熊本大学学長とLe Van Thanhハノイ建設大学学長の挨拶で始まり、参加校の学生による研究発表および研究者による講演が行われました。学生発表では、熊本大学?ハノイ建設大学?ベトナム国立大学?ホーチミン工科大学から参加した50名以上の学生が口頭?ポスターにより、日頃の研究成果を発表しました。
フォーラム2日目は、ハノイ市内のホテルに会場を移し、ベトナム環境資源省のBui Cach Tuyen副大臣、在ベトナム日本国大使館の谷崎泰明大使、JICAベトナム事務所の清水暁次長、ベトナム国立大学のMai Trong Nhuan学長から祝辞をいただいた後、熊本大学や高等教育コンソーシアム熊本の教育?研究事業の紹介について講演が行われました。また、大学間交流協定の調印式が行われ、現在工学部?自然科学研究科との間に部局間交流協定が締結されている、ハノイ建設大学?フエ科学大学との交流を大学間交流協定へ移行し、さらに、ホーチミン工科大学との間に大学間交流協定を新たに締結しました。
調印式では各大学より学長?副学長が参加し、協定書にサインを交わし、今後の相互の大学の発展に向けて協力することに合意しました。更に、熊本県?熊本市?日越の企業関係者等の参加によるパネルディスカッションが行われ、日越交流の発展について活発な議論を交わしました。
フォーラム会場では熊本大学の紹介のほかにも、高等教育コンソーシアム熊本、熊本県、熊本市及び熊本県内の企業の紹介ブース等が設置され、ベトナムからの来場者へ向けて熊本地域の魅力を発信しました。多くの参加者がブースを訪れ、パンフレットを手にしていました。特に、熊本大学のブースでは多くの学生が入試や大学で勉強できる内容について話を聞いており、今後の熊本大学への留学生数の増加が期待されます。
本フォーラムでは2日間で当初の見込みをこえる約520名の参加者が来場しました。また、現在ベトナムの大学や企業で活躍している留学生OB?OGも来場し、交流を深めました。
今回のフォーラム開催を通じて、熊本大学とベトナムの各大学の教員?学生の交流が発展し、大学間のさらなる関係発展が期待されます。また、今後の熊本-ハノイ、日本-ベトナムの関係発展についても意義深いフォーラムとなりました。
記念撮影 | |
フォーラム一日目
ハノイ建設大学での研究発表の様子 |
フォーラム一日目
熊本大学古川副学長による研究発表 |
フォーラム二日目 研究発表の様子
熊本大学生命科学研究部 原田教授 (写真中央) |
フォーラム二日目 調印式
左よりホーチミン工科大学Vu Dinh Thanh学長、 ハノイ建設大学Le Van Thanh学長、 フエ大学Le Manh Thanh副学長 |
ベトナム環境資源大学との懇談 |
現在ベトナムの大学?企業で働いている
熊本大学OB?OGとの記念撮影 |
【日時】平成22年12月4日(土)~5日(日)
【会場】ハノイ建設大学、ソフィテル?プラザ?ハノイ
[DAY1] 12月4日(会場:ハノイ建設大学)
- 熊本大学および協定校の教員による研究発表
- 熊本大学および協定校の学生による研究発表
- 熊本大学および協定校の学生によるポスターセッション
[DAY2] 12月5日(会場:ソフィテル?プラザ?ハノイ)
- ハノイ建設大学、フエ大学ホーチミン工科大学との大学間交流協定の締結および調印式
- 熊本大学および協定校の若手研究者によるポスターセッション
- 熊本大学の研究紹介
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パネルディスカッション
テーマ:New Horizons for Industry-University Collaboration under Globalization
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