お知らせ[研究]_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/news_kenkyu daily 1 2018/03/15 15:50:00 GMT+9 B型肝炎の新薬開発に成功!新しい機序の治療法の開発は、いよいよ治験準備段階へ_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei/20240412 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>B型肝炎ウイルス(HBV)<sup>※1</sup>による肝疾患の深刻な状況: B型肝炎ウイルス感染により生じるB型肝炎は毎年多くの方の死因となる重要な感染症ですが、現在の治療法では治療目標である“機能的治癒”を意味するHBs抗原<sup>※2</sup>の陰性化を達成することは困難です。</li>&#13; <li>新規薬剤「SAG-524」の開発とその作用機序の解明: 本研究チームは、3万種類の化合物からHBVのDNAと蛋白を効果的に減少させる「SAG-524」を開発しました。この薬剤はHBVのRNAを不安定化<sup>※3</sup>させることで、HBs抗原を低下させウイルスの複製を阻害する新しい作用機序を持ちます。</li>&#13; <li>SAG-524の臨床試験に向けた展望と期待: SAG-524はHBVに対して強力な効果を発揮し、かつ明らかな毒性は示さず、現在臨床試験に向けた準備が進んでおり、HBV治療の新しい選択肢として、特に核酸アナログ製剤との併用療法で、機能的治癒への期待が高まっています。<br/><br/><br/><br/><br/><em/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p> 熊本大学大学院生命科学研究部の田中靖人教授、渡邊丈久助教、林佐奈衣特任助教らの研究チームは、血液中のHBs抗原及びB型肝炎ウイルス(HBV)の複製を抑制する、強力で経口投与可能な新たな低分子化合物「SAG-524」を開発しました。この化合物は、HBVのRNAを不安定化させることによって、ウイルスのDNA及び表面抗原(HBs抗原)の量を大幅に低減させることができます。また、経口投与が可能であり、マウス?サルを用いた安全性試験では明らかな毒性は認めませんでした。<br/>B型慢性肝炎の標準治療である核酸アナログ製剤は、HBVの設計図であるHBV-DNAを強力に減少させますが、機能的治癒とよばれB型肝炎の治療目標である血液中HBs抗原の消失への寄与は限られていました。<br/>今回の新たな化合物発見により、B型慢性肝炎の機能的治癒への道が開かれることが期待されます。<br/>本研究成果は、2024年2月5日付で科学雑誌「Journal of Gastroenterology」(2024年4月号)に掲載されました。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)肝炎等克服実用化研究事業「実用化に向けたB型肝炎新規治療薬の開発」の支援を受けて実施したものです。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/><em/></p>&#13; <p>【今後の展開】<br/> 機能的治癒を目指し開発されたSAG-524は、現在臨床試験に向けた準備が進んでおり、さらに核酸アナログ製剤との併用による経口2剤併用療法など新しい治療法の開発も並行して進んでおり、B型肝炎治療の新しい選択肢として期待されています。今後さらに研究が発展し機能的治癒への道が開かれることが期待されます。</p>&#13; <p><br/><br/><br/><br/><em/></p>&#13; <p>【用語解説】<br/> <br/>※1 HBV(B型肝炎ウイルス)<br/>肝臓に感染し、急性及び慢性の肝炎を引き起こすことがあるDNAウイルス。一度感染すると完全に排除することが難しく、肝硬変や肝細胞癌の主要な原因の一つとなっている。<br/><br/>※2 HBs抗原(B型肝炎表面抗原, HBsAg)<br/>HBs抗原は、HBVの表面に存在する抗原で、B型肝炎の病勢を示す臨床的に重要なウイルスマーカー。<br/><br/>※3 RNA不安定化<br/>生物を構成する蛋白の合成に必要なRNA分子の分解を促進することにより、細胞内のRNAの量を調節し、その機能を制御する重要な機構。<br/><br/><br/><br/><em><br/></em></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:A novel, small anti-HBV compound reduces HBsAg and HBV DNA by destabilizing HBV RNA</li>&#13; <li>著者(いずれも熊本大学大学院生命科学研究部消化器内科所属)<br/>渡邊丈久、林佐奈衣、Yan Zhaoyu、稲田浩気、長岡克弥、立山雅邦、田中靖人(責任著者)</li>&#13; <li>掲載誌:Journal of Gastroenterology. 2024 Apr;59(4):315-328. doi: Epub 2024 Feb 5.</li>&#13; <li>doi:<a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s00535-023-02070-y">10.1007/s00535-023-02070-y.</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s00535-023-02070-y">https://link.springer.com/article/10.1007/s00535-023-02070-y</a></li>&#13; </ul>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release240412.pdf">プレスリリース</a>(PDF794KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部 教授<br/>担当:田中靖人<br/>電話:096-373-5150<br/>e-mail:ytanaka※kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/04/12 09:30:00 GMT+9 ページ 日比 泰造教授(大学院生命科学研究部小児外科学?移植外科学講座)の論文がAmerican Journal of Transplantation誌に掲載されました。_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei/20240411 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>本邦の臓器移植後COVID-19 患者1,632 人の予後をパンデミック全体にかけて解析。</li>&#13; <li>臓器移植後患者は一般人口と比較した標準化死亡比が一貫して高く、第6 波以降はその差がむしろ拡大。</li>&#13; <li>効果が低いとされる臓器移植後患者でもワクチンの接種は保護的に働き、60 歳以上の高齢者では重症化ならびに死亡リスクが高かった。<br/><br/><br/><br/><em/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p> このたび、日本医学会連合と日本移植学会の連携による全国多施設レジストリ研究(代表者:日比泰造 熊本大学小児外科?移植外科 教授)が行われ、山永成美(熊本赤十字病院 移植外科部長)らは本邦の臓器移植後COVID-19 患者1,632 人のパンデミック全体に亘る影響を明らかにしました。<br/>??? 臓器移植患者は免疫抑制下にあることから、COVID-19 感染による重症化率や死亡率が一般人と比較して高いことが知られていますが、パンデミック全体を通しての臨床的影響は明らかではありませんでした。本研究で2020 年2 月から2022 年7 月末までに全国72 施設から収集したCOVID-19 に感染した臓器移植患者1,632 人のデータを解析しました。移植患者の一般人口と比較した標準化死亡比は、パンデミック期間を通じて一貫して高く、第5 波 (Delta)で最低となるものの、第7 波(Omicron BA.5)に向かって再度上昇しU 字型のカーブを形成していました。60 歳以上の高齢と、強い免疫抑制は重症化および死亡と相関した一方、ワクチン接種はその有無だけでなく、接種回数を重ねるごとに重症化および死亡に至る危険性を低減させたことが明らかとなりました。<br/> パンデミック後期の標準化死亡比の上昇は、一般人口とのワクチンの効果の差によるものと考えられますが、ワクチン接種自体は臓器移植後患者にとって保護的に働いていました。今後も臓器移植後患者はワクチン接種の継続や抗体製剤などによる防御、また一般的なマスク、手洗い、人ごみを避けるなどの感染予防策の継続が重要となるであろうことが考えられました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/><em/></p>&#13; <p>【研究に得られた知見】<br/> パンデミック後期の標準化死亡比の上昇は、一般人口とのワクチンの効果の差によるものと考えられますが、ワクチン接種自体は臓器移植後患者にとって保護的に働いていました。今後も臓器移植後患者は変異株による感染力の増加に対応するため、ワクチン接種の継続や抗体製剤などによる防御、また一般的なマスク、手洗い、人ごみを避けるなどの感染予防策の継続が重要となるであろうことが示唆されました。<br/><br/><br/><br/><em/></p>&#13; <p>▼詳細はこちら 【一般社団法人 日本医学会連合 [厚労科研]臓器移植後のCOVID-19患者の死亡リスク等に関する論文がAmerican Journal of Transplantation誌に採択されました。】<br/> <a href="https://www.jmsf.or.jp/activity/page_947.html">https://www.jmsf.or.jp/activity/page_947.html</a></p>&#13; <p/>&#13; <p>【大学院生命科学研究部小児外科学?移植外科学講座について】</p>&#13; <p> 小児外科?移植外科は、新生児期?乳幼児期?学童期?青年期に至るまであらゆる年齢の小児外科と、成人?小児の肝移植を中心とした腹部臓器移植外科の両翼を担う、高度な専門性を有する世界でもまれな外科学教室です。<br/> 現在、熊本大学病院が初めて主幹を務める、先進医療Bの全国多施設共同研究を進めています。<br/> 2022年9月に厚生労働省の承認がおり、対象となる患者さんの登録を進めております。<br/><br/> 参考:厚生労働省のウェブサイト 先進医療B?番号65「生体肝移植術 切除が不可能な肝門部胆管がん 」<br/>   <a href="https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html"> https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html</a><br/><br/></p>&#13; <p> ▼大学院生命科学研究部小児外科学?移植外科学講座に関して詳しくはこちら<br/>  <a href="https://kumamoto-pst.jp/">https://kumamoto-pst.jp/</a></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部<br/>小児外科学?移植外科学講座<br/>担当:教授 日比 泰造 (ひび たいぞう)<br/>電話:096-373-5616<br/>e-mail:taizohibi※gmail.com</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/04/12 09:15:00 GMT+9 ページ 細胞内のHIVウイルス動態を高精度で可視化する新規感染系を確立~HIV感染の治癒を目指した研究の有用なツールになることが期待~_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240409 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>タイマー蛍光タンパクを活用したHIV-Tockyシステムという新しいウイルス感染系を開発し、HIVが細胞に侵入後のウイルス動態の詳細な可視化に成功しました。</li>&#13; <li>HIV-Tockyシステムを用いた解析によって、ウイルスの潜伏感染細胞が生じる際に、2つのルートが存在し、その2つの群における異なる潜伏の仕組みを特定しました。</li>&#13; <li>HIV-Tockyシステムを用いて作製した感染細胞モデルは、潜伏を標的とする薬剤で処理をした際に、従来のモデルに比べてより鋭敏に薬剤効果を判定できることから、今後のHIV感染の治癒を目指した研究において有用なツールになる事が期待されます。<br/><br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】 <br/>???? ヒトレトロウイルス学共同研究センター熊本大学キャンパス<sup>※1</sup>のOmnia Reda研究員、佐藤賢文教授、大学院生命科学研究部微生物学講座 門出和精助教らの研究グループは、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の武内寛明教授、ヒトレトロウイルス学共同研究センター鹿児島大学キャンパスの前田賢次教授及び英国インペリアル大学等との共同研究により、タイマー蛍光タンパク<sup>※2</sup>、<sup>※3</sup>という時間動態が観察可能な特殊なタンパクを搭載した組み換えウイルスを作製し、HIVが細胞に感染し侵入した後のウイルス動態を詳細に観察することを可能にする新規感染系を確立しました。さらにその新システムを用いて、ウイルスを感染させた細胞の詳細な解析を行ったところ、ウイルスが潜伏する2つのルートを区別することが可能となり、その2つでは潜伏のメカニズムが異なることを明らかにしました。さらに、HIV-Tockyシステムを用いて作製した感染細胞モデルは、潜伏を標的とする薬剤で処理をした際に、従来のモデルに比べてより鋭敏に薬剤効果を判定できることから、今後のHIV感染の治癒を目指した研究において有用なツールになる事が期待されます。<br/> 本研究結果は令和6年3月20日(現地時間)に英科学誌「Communications Biology」に掲載されました。<br/> また、本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)エイズ対策実用化研究事業「革新的核酸解析技術によるHIV潜伏感染機序の解明と克服のための研究」からの支援を受けて行われました。<br/><br/><br/></p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> HIV-Tockyシステムを用いて作製した潜伏感染モデル細胞を10種類以上樹立し、それぞれのウイルス全長配列及び組み込み部位情報を解析して決定しました。この細胞モデルは、潜伏を標的とする薬剤効果判定において、従来のモデルと比較して、より鋭敏に薬剤効果を判定できることから、今後のHIV感染の治癒を目指した研究において有用なツールになる事が期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1: ヒトレトロウイルス学共同研究センター<br/>HTLV-1やヒト免疫不全ウイルス等の難治性ヒトレトロウイルスの克服を共通目標に、熊本大学と鹿児島大学が大学の枠を越えて2019年4月に新設した研究センター。<br/><br/>※2: 蛍光タンパク<br/>生物学や生物工学等の分野で広く使用されるタンパク質の一種。蛍光タンパク質は、その名のとおり、特定の波長の光を吸収し、それに応じて別の波長の光を放出する性質を持つ。細胞内の化学反応の場所や進行状況等を蛍光顕微鏡等の手法を用いて観察することが可能である。<br/><br/>※3: タイマー蛍光タンパク<br/>特定の時間経過後に発光する蛍光が変化する蛍光タンパクの一種。一般的に、このタイプのタンパク質は、生物学的なプロセスや細胞内の出来事の経時的な解析に役立つ。<br/><br/><br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:HIV-Tocky system to visualize proviral expression dynamics.<br/>著者:Omnia Reda, Kazuaki Monde, Kenji Sugata, Akhinur Rahman, Wajihah Sakhor, Samiul Alam Rajib, Sharmin Nahar Sithi, Benjy Jek Yang Tan, Koki Niimura, Chihiro Motozono, Kenji Maeda, Masahiro Ono, Hiroaki Takeuchi &amp; Yorifumi Satou. <br/>掲載誌:Communications Biology<br/>DOI:<a href="https://www.nature.com/articles/s42003-024-06025-8">10.1038/s42003-024-06025-8</a><br/>URL:<a href="https://www.nature.com/articles/s42003-024-06025-8">https://www.nature.com/articles/s42003-024-06025-8</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release240409.pdf">プレスリリース</a>(PDF738KB)</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>(研究に関すること)<br/>ヒトレトロウイルス学共同研究センター<br/>熊本大学キャンパス <br/>ゲノミクス?トランスクリプトミクス学分野<br/> 教授 佐藤 賢文(さとう よりふみ)<br/>Tel:096-373-6830<br/>E-mail:y-satou※kumamoto-u.ac.jp<br/>研究室HP:https://kumamoto-u-jrchri.jp/satou/<br/><br/>(報道に関すること)<br/>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>Tel:096-342-3269 Fax:096-342-3110<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/04/09 11:00:00 GMT+9 ページ 【採択されました!】次世代AI人材育成プログラム「AI分野を先導する異分野融合型グローバル博士人材育成プログラム(Guide4AI)」_虎扑nba直播,虎扑体育 /kyouiku/torikumi/copy_of_jisedai <![CDATA[<p> 本学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業(BOOST) 次世代AI人材育成プログラム」の実施機関として採択され、令和6年4月から新たに以下のプログラムを実施します。</p>&#13; <p><span> 「<a href="https://higoprogram.jp/wp-content/uploads/2024/04/2024.04_AI%E5%88%86%E9%87%8E%E3%82%92%E5%85%88%E5%B0%8E%E3%81%99%E3%82%8B%E7%95%B0%E5%88%86%E9%87%8E%E8%9E%8D%E5%90%88%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E8%82%B2%E6%88%90%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%EF%BC%88Guide4AI%EF%BC%89%E5%8B%9F%E9%9B%86%E6%A6%82%E8%A6%81.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">AI分野を先導する異分野融合型グローバル博士人材育成プログラム(Guide4AI)</a>」(令和6年4月から実施)<br/>   実施部局:自然科学教育部、社会文化科学教育部、医学教育部、保健学教育部、薬学教育部<br/><br/> 本事業では、緊急性の高い国家戦略分野として、次世代AI分野(AI分野及びAI分野における新興?融合領域)を設定し、同分野に資する研究に取り組もうとする博士後期課程および博士課程の学生に対して、十分な生活費相当額(研究奨励費)及び研究費を支援することで、当該国家戦略分野の研究者層を厚くし、イノベーション創出や産業競争力を強化することを目的に、研究専念支援金(生活費相当額(25万円/月))と研究費(90万円/年)を支給?配分します。<br/> その他、募集の概要については、上記リンクからご確認ください。</span></p>&#13; <p><span>【プログラム概要】<br/><img src="/kyouiku/torikumi/0k7zll/@@images/8fd3999b-7489-4eb3-93a6-a1dfbdaa729b.png" title="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x300C;AI&#x5206;&#x91CE;&#x3092;&#x5148;&#x5C0E;&#x3059;&#x308B;&#x7570;&#x5206;&#x91CE;&#x878D;&#x5408;&#x578B;&#x30B0;&#x30ED;&#x30FC;&#x30D0;&#x30EB;&#x535A;&#x58EB;&#x4EBA;&#x6750;&#x80B2;&#x6210;&#x30D7;&#x30ED;&#x30B0;&#x30E9;&#x30E0;&#xFF08;Guide4AI&#xFF09;&#x300D;&#x30D7;&#x30ED;&#x30B0;&#x30E9;&#x30E0;&#x6982;&#x8981;.png" alt="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x300C;AI&#x5206;&#x91CE;&#x3092;&#x5148;&#x5C0E;&#x3059;&#x308B;&#x7570;&#x5206;&#x91CE;&#x878D;&#x5408;&#x578B;&#x30B0;&#x30ED;&#x30FC;&#x30D0;&#x30EB;&#x535A;&#x58EB;&#x4EBA;&#x6750;&#x80B2;&#x6210;&#x30D7;&#x30ED;&#x30B0;&#x30E9;&#x30E0;&#xFF08;Guide4AI&#xFF09;&#x300D;&#x30D7;&#x30ED;&#x30B0;&#x30E9;&#x30E0;&#x6982;&#x8981;.png" class="image-inline"/><br/></span></p>&#13; <p><span>?<br/>■国立研究開発法人科学技術振興機構<span>HP<br/>(事業概要)<a href="https://www.jst.go.jp/jisedai/boost-s/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.jst.go.jp/jisedai/boost-s/index.html</a><span><br/>(選定結果)<a href="https://www.jst.go.jp/pr/info/info1681/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.jst.go.jp/pr/info/info1681/index.html</a></span></span></span></p>&#13; <p><span><span><span><span class="visualClear"><span class="visualClear"><span class="visualClear"><span class="visualClear">(お問い合わせ)<br/> 大学教育統括管理運営機構 大学院課程教育推進部<br/> Mail:well-being(at)jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/>???? ??????? (at) を <span>@ </span>に変更してください。</span></span></span></span></span></span></span></p>&#13; <div id="cke_pastebin" style="position: absolute; top: 1188.83px; width: 1px; height: 1px; overflow: hidden; left: -1000px;">引用</div>]]> No publisher 学生 研究 2024/04/09 09:45:00 GMT+9 ページ くまだいSDGs推進事業_虎扑nba直播,虎扑体育 /daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/kumadaisdgskenkyusuishin <![CDATA[<h3>趣旨?目的</h3>&#13; <p> 本学は、令和3年8月25日に「熊本大学SDGs宣言」を公表し、 2015年に国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、学生?教職員一人ひとりが、身近な課題も世界の課題も「自分ごと」として考え、大学として“One Team”となって取組を推進することを宣言しました。<br/> 「開かれた大学」として、地域?社会?世界などの様々なパートナーと共創し、<span>SDGs</span>の実現に繋げるため、<span>SDGs</span>推進に寄与する教育?研究を支援しています。</p>&#13; <h3>支援対象とする取組</h3>&#13; <p> SDGsが掲げる17のゴールには、地球環境と地球で暮らす全人類のあるべき姿が投影されており、それらのゴールの達成に寄与する教育?研究の取組であれば、文系?理系を問わず支援の対象としています。</p>&#13; <p> 支援対象の決定にあたっては、<span style="text-decoration: underline;">特にカーボンニュートラルの実現に寄与する取組や部局</span><span style="text-decoration: underline;">横断的な取組を重視</span>して審査を行っています。</p>&#13; <h3>採択事業一覧</h3>&#13; <h4>令和5年度採択事業</h4>&#13; <table height="461" style="width: 813px; height: 461px; margin-left: auto; margin-right: auto;">&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td style="background-color: #a1dff0; text-align: center; vertical-align: middle; width: 58px;"/>&#13; <td style="background-color: #a1dff0; text-align: center; vertical-align: middle; width: 158px;">研究代表者<br/>所属部局</td>&#13; <td style="background-color: #a1dff0; text-align: center; vertical-align: middle; width: 120.583px;">研究代表者</td>&#13; <td style="background-color: #a1dff0; text-align: center; vertical-align: middle; width: 184.417px;">取組?プロジェクト名</td>&#13; <td style="background-color: #a1dff0; text-align: center; vertical-align: middle; width: 179px;">関連するSDGs<br/>(申請時)</td>&#13; <td style="background-color: #a1dff0; text-align: center; vertical-align: middle; width: 100px;">成果報告</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">1</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院人文社会科学研究部(文学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">髙崎 文子<br/>准教授</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs01.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">SDGsの担い手を育成する『場』としての学校の物理的?教育的?心理的環境</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG3.png/@@images/b8dcf692-40f3-4246-baec-18d10b2d9251.png" title="SDG3.png" alt="SDG3.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs4.png/@@images/58d1cb66-9e2d-4be6-8643-684fd04c9d26.png" title="SDGs4.png" alt="SDGs4.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_05_ja_2.png/@@images/b5521ad8-0f78-4c7c-b6bb-58b3555d1261.png" title="sdg_icon_05_ja_2.png" alt="sdg_icon_05_ja_2.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG10.png/@@images/1a707571-4ee5-4427-bd5c-5a1ce8e31243.png" title="SDG10.png" alt="SDG10.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG11.png/@@images/2dfebd73-c0e3-47fb-9793-51ae38d0de51.png" title="SDG11.png" alt="SDG11.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs17.png/@@images/af0a74f9-032e-4d27-a674-03a44921576d.png" title="SDGs17.png" alt="SDGs17.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs01.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">2</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院教育学研究科</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">松永 拓己<br/>教授</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs02.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">現代的教育課題への実技教育による研究事業2023</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs4.png/@@images/58d1cb66-9e2d-4be6-8643-684fd04c9d26.png" title="SDGs4.png" alt="SDGs4.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs12.png/@@images/b82e92b7-5d42-4c3c-ba04-da8508f71ce9.png" title="SDGs12.png" alt="SDGs12.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG15.png/@@images/bf037969-e00c-4822-b63d-2ee38e4b4254.png" title="SDG15.png" alt="SDG15.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs02.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">3</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院先端科学研究部(理学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">檜垣 匠<br/>教授</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs03.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ネガティブエミッション技術としての気孔応答制御</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs2.png/@@images/9176c5e0-b0ed-4d21-8f34-cf504d2c44c0.png" title="SDGs2.png" alt="SDGs2.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG7.png/@@images/d39833d8-155e-4a5f-8825-9b9164772643.png" title="SDG7.png" alt="SDG7.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG13.png/@@images/2b56512b-171f-4087-8a36-12c41b3f1c3b.png" title="SDG13.png" alt="SDG13.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG15.png/@@images/bf037969-e00c-4822-b63d-2ee38e4b4254.png" title="SDG15.png" alt="SDG15.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs03.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">4</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院先端科学研究部(工学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">小林 牧子<br/>教授</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs04.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">視覚障碍者のための触察型音声式世界地図の改良と教育効果の検討</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs1.png/@@images/66ffbf05-3cb7-41ea-9e85-e4da3ae03779.png" title="SDGs1.png" alt="SDGs1.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs4.png/@@images/58d1cb66-9e2d-4be6-8643-684fd04c9d26.png" title="SDGs4.png" alt="SDGs4.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG9.png/@@images/bd99c3ab-4027-4e7e-b4d1-1b80e42a4478.png" title="SDG9.png" alt="SDG9.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG10.png/@@images/1a707571-4ee5-4427-bd5c-5a1ce8e31243.png" title="SDG10.png" alt="SDG10.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs04.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">5</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院先端科学研究部(工学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">中妻 啓<br/>助教</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs05.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">石油化学工業における操業効率向上のためのゾルゲル複合体圧電センサーの研究</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG7.png/@@images/d39833d8-155e-4a5f-8825-9b9164772643.png" title="SDG7.png" alt="SDG7.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG9.png/@@images/bd99c3ab-4027-4e7e-b4d1-1b80e42a4478.png" title="SDG9.png" alt="SDG9.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs12.png/@@images/b82e92b7-5d42-4c3c-ba04-da8508f71ce9.png" title="SDGs12.png" alt="SDGs12.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG13.png/@@images/2b56512b-171f-4087-8a36-12c41b3f1c3b.png" title="SDG13.png" alt="SDG13.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs05.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">6</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院先端科学研究部(工学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">永井 杏奈<br/>助教</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs06.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">CO2の選択的有効変換を目指した新規ナノリアクターの開発</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG7.png/@@images/d39833d8-155e-4a5f-8825-9b9164772643.png" title="SDG7.png" alt="SDG7.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG11.png/@@images/2dfebd73-c0e3-47fb-9793-51ae38d0de51.png" title="SDG11.png" alt="SDG11.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs12.png/@@images/b82e92b7-5d42-4c3c-ba04-da8508f71ce9.png" title="SDGs12.png" alt="SDGs12.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG13.png/@@images/2b56512b-171f-4087-8a36-12c41b3f1c3b.png" title="SDG13.png" alt="SDG13.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs06.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">7</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院生命科学研究部(医学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">喜多 加納子<br/>助教</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs07.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「もやい直し」からはじまる、Society6.0を見据えた戦略的まちづくりと組織体制の構築</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG3.png/@@images/b8dcf692-40f3-4246-baec-18d10b2d9251.png" title="SDG3.png" alt="SDG3.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs4.png/@@images/58d1cb66-9e2d-4be6-8643-684fd04c9d26.png" title="SDGs4.png" alt="SDGs4.png" class="image-inline"/></span><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_08_ja_2.png/@@images/666df920-002e-4ab7-a5dd-de4725936dc8.png" title="sdg_icon_08_ja_2.png" alt="sdg_icon_08_ja_2.png" class="image-inline"/><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG9.png/@@images/bd99c3ab-4027-4e7e-b4d1-1b80e42a4478.png" title="SDG9.png" alt="SDG9.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG10.png/@@images/1a707571-4ee5-4427-bd5c-5a1ce8e31243.png" title="SDG10.png" alt="SDG10.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG11.png/@@images/2dfebd73-c0e3-47fb-9793-51ae38d0de51.png" title="SDG11.png" alt="SDG11.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG14.png/@@images/1cc3bb07-4a06-49cd-8ae8-047657b601dd.png" title="SDG14.png" alt="SDG14.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs17.png/@@images/af0a74f9-032e-4d27-a674-03a44921576d.png" title="SDGs17.png" alt="SDGs17.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs07.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">8</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院生命科学研究部(保健学系)</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">大河内 彩子<br/>教授</td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs08.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">スペシャルニーズのある子ども(CYSHCN)を貧困?ジェンダー?健康の視点から包摂する防災プログラムの開発</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs1.png/@@images/66ffbf05-3cb7-41ea-9e85-e4da3ae03779.png" title="SDGs1.png" alt="SDGs1.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG3.png/@@images/b8dcf692-40f3-4246-baec-18d10b2d9251.png" title="SDG3.png" alt="SDG3.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_05_ja_2.png/@@images/b5521ad8-0f78-4c7c-b6bb-58b3555d1261.png" title="sdg_icon_05_ja_2.png" alt="sdg_icon_05_ja_2.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG13.png/@@images/2b56512b-171f-4087-8a36-12c41b3f1c3b.png" title="SDG13.png" alt="SDG13.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs08.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">9</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">大学院先導機構</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">&#13; <p>沈 君偉<br/>特任准教授</p>&#13; </td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs09.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">マテリアルズ?インフォマティクスによる潜熱蓄熱材料の開発</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG7.png/@@images/d39833d8-155e-4a5f-8825-9b9164772643.png" title="SDG7.png" alt="SDG7.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG9.png/@@images/bd99c3ab-4027-4e7e-b4d1-1b80e42a4478.png" title="SDG9.png" alt="SDG9.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs09.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 58px; text-align: center; vertical-align: middle;">10</td>&#13; <td style="width: 158px; vertical-align: middle;">環境安全センター</td>&#13; <td style="width: 120.583px; vertical-align: middle;">&#13; <p>山口 佳宏<br/>准教授</p>&#13; </td>&#13; <td style="width: 184.417px; vertical-align: middle;"><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/i8l2r0/R5sdgs10.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">環境中からの新規遺伝子の獲得を目指した高効率DNA均一化法の開発</a></td>&#13; <td style="width: 179px;"><span class="fontS"><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs2.png/@@images/9176c5e0-b0ed-4d21-8f34-cf504d2c44c0.png" title="SDGs2.png" alt="SDGs2.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG3.png/@@images/b8dcf692-40f3-4246-baec-18d10b2d9251.png" title="SDG3.png" alt="SDG3.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG6.png/@@images/1f95889e-770f-4603-8ec2-8ccd7b9b7318.png" title="SDG6.png" alt="SDG6.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG7.png/@@images/d39833d8-155e-4a5f-8825-9b9164772643.png" title="SDG7.png" alt="SDG7.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG9.png/@@images/bd99c3ab-4027-4e7e-b4d1-1b80e42a4478.png" title="SDG9.png" alt="SDG9.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs12.png/@@images/b82e92b7-5d42-4c3c-ba04-da8508f71ce9.png" title="SDGs12.png" alt="SDGs12.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG13.png/@@images/2b56512b-171f-4087-8a36-12c41b3f1c3b.png" title="SDG13.png" alt="SDG13.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG14.png/@@images/1cc3bb07-4a06-49cd-8ae8-047657b601dd.png" title="SDG14.png" alt="SDG14.png" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDG15.png/@@images/bf037969-e00c-4822-b63d-2ee38e4b4254.png" title="SDG15.png" alt="SDG15.png" class="image-inline"/></span></td>&#13; <td style="width: 100px; text-align: center; vertical-align: middle;">&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/file/mvbb6b/R5sdgs10.pdf">報告書</a></p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; <p/>&#13; <h4>令和4年度採択研究は <a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/kumadaisdgskenkyusuishin/r4sdgs_saitaku">こちら</a></h4>&#13; <p>※令和4年度は、「くまだいSDGs研究推進事業」として、研究推進に係る取組を支援対象としました。</p>&#13; <p/>]]> No publisher 研究 その他 2024/04/04 11:20:00 GMT+9 ページ 【採択されました!】次世代研究者挑戦的研究プログラム「Better Co-being社会を切り拓く異分野共創型博士イノベーター育成プログラム」について_虎扑nba直播,虎扑体育 /kyouiku/torikumi/jisedai <![CDATA[<p> 本学は、令和3年度に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム」の実施機関として採択され、令和5年度まで「Well-being社会を先導する異分野横断型博士人材育成プログラム」を実施していましたが、令和6年4月から新たに以下のプログラムを実施します。</p>&#13; <p><span> 「<a href="https://higoprogram.jp/bettercobeing/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Better Co-being社会を切り拓く異分野共創型博士イノベーター育成プログラム</a>」(令和6年4月から実施)<br/>   実施部局:自然科学教育部、社会文化科学教育部、医学教育部、保健学教育部、薬学教育部<br/><br/> 本事業では、博士後期課程および博士課程の学生の処遇改善を目的に、研究専念支援金(生活費相当額(20万円/月))と研究費(20万円/年)を支給?配分します。<br/> その他、選考スケジュールやプログラム概要については、上記HPからご確認ください。</span></p>&#13; <p><span> ※なお、令和3年度から令和5年度まで実施していたプログラムは以下のURLからご参照いただけます。<br/></span></p>&#13; <p><span> <a href="https://higoprogram.jp/well-being/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「Well-being社会を先導する異分野横断型博士人材育成プログラム」</a><br/>   実施部局:自然科学教育部、社会文化科学教育部、医学教育部、保健学教育部、薬学教育部<br/></span></p>&#13; <p><span><span> <br/></span></span></p>&#13; <p><span>?■国立研究開発法人科学技術振興機構<span>HP<br/>(事業概要)<a href="https://www.jst.go.jp/jisedai/outline/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.jst.go.jp/jisedai/outline/index.html</a><span><br/>(選定結果)<a href="https://www.jst.go.jp/pr/info/info1675/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.jst.go.jp/pr/info/info1675/index.html</a><span class="visualClear"><span class="visualClear"><span class="visualClear"><span class="visualClear"><br/></span></span></span></span></span></span></span></p>&#13; <p><span><span><span><span class="visualClear"><span class="visualClear"><span class="visualClear"><span class="visualClear">(お問い合わせ)<br/> 大学教育統括管理運営機構 大学院課程教育推進部<br/> Mail:well-being(at)jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/>???? ??????? (at) を <span>@ </span>に変更してください。</span></span></span></span></span></span></span></p>&#13; <div id="cke_pastebin" style="position: absolute; top: 1188.83px; width: 1px; height: 1px; overflow: hidden; left: -1000px;">引用</div>]]> No publisher 学生 研究 2024/04/01 17:30:00 GMT+9 ページ 【世界初の展示】熊本地震前後の布田川断層標本お披露目式を開催_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/koho/2023/20240328 <![CDATA[<p> 令和6年3月<span>28</span>日に、熊本県防災センターの展示?学習室で、熊本地震前後の布田川断層標本お披露目式が開催されました。</p>&#13; <p>? これまで展示?学習室において、平成8年に熊本県が掘り起こした布田川断層(益城町)の標本が展示されておりました。熊本地震後の令和5年度に、熊本大学と東北大学は、その標本と同じ箇所の断層を再び掘り出し、新たに標本を製作しました。このたび、当該標本を新たに展示し、2つの標本を並べることで、地震発生による活断層の変化を比較できる世界初の展示となります。</p>&#13; <p> お披露目式では、本学くまもと水循環?減災研究教育センターの鳥井 真之特任准教授が標本について説明を行い、熊本地震前後の活断層がどのように変化したのか比較研究が可能な大変貴重な資料である旨報告がありました。</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20240328-1.JPG/@@images/ad15e800-f305-4d79-b288-8508791fad03.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20240328-1.JPG" height="352" width="531" alt="20240328-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20240328-2.JPG/@@images/35bb9b4d-fc94-4c7b-b76e-fd305ca792ef.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20240328-2.JPG" height="348" width="527" alt="20240328-2.JPG" class="image-inline"/>&#13; &#13; &#13; </p>]]> No publisher 研究 その他 2024/03/28 14:40:00 GMT+9 ページ 地下水中の硝酸性窒素の低減に貢献している微生物コミュニティーと 窒素代謝遺伝子が明らかに_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240327 <![CDATA[<p style="text-align: justify;"><span>【ポイント】</span></p>&#13; <ul>&#13; <li style="text-align: justify;">沖縄県南部地域の観測用の3つの井戸(サイト1?3)で地下水を3か月間毎月採取し、水質分析とともにメタゲノム解析を行ったところ、サイト間で異なる微生物コミュニティーを有していることがわかった。特に、地下水中の微生物は存在比が全体の1%未満である細菌が多く、属レベルでは分類されない細菌も多く生息していることが明らかになった。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">地下水中から硝酸性窒素を窒素ガスとして放出する脱窒素作用(脱窒)(※4)と共に、硝酸イオンを亜硝酸イオンやアンモニウムイオンに変換する硝酸還元反応は重要な窒素代謝経路である。本報では、メタゲノム解析を実施し地下水中の微生物が持つ窒素代謝を担う各遺伝子の豊富さを示す新たな指標を考案した。この指標を用い硝酸還元反応を含む窒素代謝遺伝子を網羅的に調べた結果、サイト3では脱窒酵素遺伝子と共に硝酸還元酵素遺伝子を持つ微生物が増加しており、硝酸還元が地下水中の硝酸性窒素の減少に関わっている可能性が示された。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">今回発見された微生物コミュニティーによる窒素代謝は、汚水処理に利用される微生物の働きと類似している。一方で、本地域の地下水中で働いている微生物コミュニティーはこれまで知られていなかった未知の微生物群である可能性が高く、その微生物資源としての可能性も期待されるなど、今後の水資源としての持続的な地下水利用を行なっていくための重要な知見となった。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p> 近年、硝酸性窒素による地下水汚染が全国的に問題となっています。おおよそ、地下水の硝酸性窒素の濃度は、地表面からの窒素成分の供給量に加え、地下水の貯留量と滞留時間によって決定されます。しかし、地下水の流れ場の条件によっては、地下水に生息する微生物によって分解されるなどの自然の浄化作用が働き、硝酸性窒素濃度が低減することがあります。そのため、地下水の水質を管理する上では、硝酸性窒素の低減などに係る微生物の働きを把握する必要があります。しかし、これまでどのような微生物がどういった窒素代謝経路(一連の化学反応)で地下水中の硝酸性窒素を低減しているのかなどの十分な知見は得られていません。<br/> 琉球大学農学部 安元純助教、北里大学海洋生命科学部 丸山莉織修士課程学生、安元剛講師、水澤奈々美博士研究員、渡部終五客員教授、熊本大学大学院先端科学研究部 細野高啓教授、産業技術総合研究所地圏資源環境研究部門 飯島真理子研究員、同地質情報研究部門 井口亮主任研究員、総合地球環境学研究所 新城竜一教授、一社トロピカルプラス 廣瀬美奈博士研究員らの研究グループは、沖縄島南部地域の地下水に含まれる微生物の働きを調べました。今回、メタゲノム解析(※1)という手法により、地下水中の有機物や硝酸性窒素(※2)の低減に貢献している微生物コミュニティーと窒素代謝遺伝子(※3)の詳細を明らかにしました。今回明らかになった微生物コミュニティーによる働きは、汚水処理に利用される微生物の働きと類似しています。一方で、本地域の地下水中で働いている微生物コミュニティーはこれまで知られていなかった未知の微生物群である可能性が高く、その微生物資源としての可能性も期待されます。この成果は2024年2月22日にNature Publishing Groupが刊行する “Scientific Reports”誌に掲載されました。</p>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p> 今後の展開としては、沖縄島南部地域のような琉球石灰岩帯水層における地下水の微生物活動に関するさらなる研究が必要となります。特に、未知の微生物コミュニティーの特定とその機能の解明が重要であり、これにより地下水中の硝酸性窒素濃度を自然に減少させる「自然浄化作用」の定量化手法の構築につながる可能性があります。また、地下水の硝酸性窒素汚染を防ぐために、農業や畜産業からの窒素供給量を管理するためのより効果的な戦略の開発も求められます。これには、化学肥料と同程度の肥料効果のある堆肥肥料や緑肥の利用が含まれるかもしれません。さらに、地下水質の定期的な監視と、地下水を使用するコミュニティーへの教育と啓発活動を通じて、地下水資源の持続可能な利用に向けた意識の向上を図ることが重要です。これらの取り組みを通じて、沖縄島南部地域の地下水資源を守り、将来世代にとっても安全で持続可能な水資源を確保することが目指されます。</p>&#13; <p><br/>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:Metagenomic analysis of the microbial communities and associated network of nitrogen metabolism genes in the Ryukyu limestone aquifer.<br/>邦題名:琉球石灰岩帯水層における微生物コミュニティーと窒素代謝関連遺伝子ネットワークのメタゲノム解析<br/>掲載紙:Scientific Reports, 14(1), February 2024<br/>著 者:丸山莉織(北里大学)、安元 剛(北里大学)、水澤奈々美(北里大学)、飯島真理子(産業技術総合研究所)、 廣瀬(安元)美奈(トロピカルテクノプラス)、井口 亮(産業技術総合研究所)、Oktanius Richard Hermawan(熊本大学)、細野高啓(熊本大学)高田良吾(琉球大学)、Ke-Han Song(琉球大学)、新城竜一(総合地球環境学研究所)渡部終五(北里大学)、安元 純(琉球大学)<br/>DOI:10.1038/s41598-024-54614-8</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240327-1.pdf">プレスリリース</a>(PDF603KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/3f32ead3-7b39-4f7e-aaef-d50890a1bf4a.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/27 14:25:00 GMT+9 ページ 発がんウイルスHTLV-1はヒトへ適応できていないことで病気を引き起こす-HTLV-1の新たな発がん機構の解明と新規治療標的を発見-_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei/202403027 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>本邦に感染者の多いヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は、ヒトが持つ防御システムにうまく対抗できず、まだヒトに適応ができていないことが明らかとなりました。</li>&#13; <li>HTLV-1は、この防御システムを逆に利用して、感染細胞を増殖させますが、それにより発がんに寄与してしまうことが判明しました。さらに、この細胞増殖機構が新しい治療薬の標的となることを発見しました。</li>&#13; <li>HTLV-1が、サルからヒトへ伝播した後に、がんを引き起こすようになったメカニズムであると考えられ、ウイルスの進化と発がんの関係を明らかにする知見です。<br/><br/><br/><br/><br/><em/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p> 熊本大学大学院生命科学研究部 血液?膠原病?感染症内科学講座の七條敬文助教、安永純一朗教授及び松岡雅雄シニア教授らの研究グループは、これまでヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)<sup>※1</sup>の発がん機構について研究を進めてきました。HTLV-1は造血器腫瘍である成人T細胞白血病(ATL)<sup>※2</sup>を引き起こしますが、類縁ウイルスであるHTLV-2やHTLV-1の祖先ウイルスであるサルT細胞白血病ウイルス1型(STLV-1)は発がん性をほとんど有しません。これら3種類のウイルスと宿主の相互作用の違いに注目し、HTLV-1が高い発がん性を有する機序を明らかにすることで、ATLに対する新規治療薬開発に鍵となる分子機構の解明を目的に研究を進めました。<br/> 研究の結果、HTLV-1は宿主が有する抗レトロウイルス因子であるヒトAPOBEC3G(A3G)<sup>※3</sup>によるナンセンス変異<sup>※4</sup>の導入を許容し、ヒトA3Gに耐性を有さない一方で、HTLV-2やSTLV-1のプロウイルス<sup>※5</sup>にはほとんど変異を認めず、HTLV-2やSTLV-1はA3G耐性を有することを明らかにしました。通常レトロウイルス<sup>※6</sup>はA3G耐性を有することで宿主に適応し持続感染を確立しますが、HTLV-1は何故かヒトにいまだ適応していないと考えられました。同じレトロウイルスであるHIV-1や、SARS-CoVなどのウイルスはサルやコウモリなどの自然宿主に対して病変性を示しませんが、ヒトへの異種間伝播後<sup>※7</sup>に重大な病原性を獲得したことが知られています。同様に、HTLV-1はヒトにいまだ適応できておらず、そのために発がん性を有すると仮説を立て、研究を進めました。遺伝子発現解析で、ヒトA3G遺伝子が予後不良な急性型/リンパ腫型ATLで顕著に高発現していること、HTLV-1はヒトA3Gを利用しTGF-β/Smad経路<sup>※8</sup>の活性化を増強することで、持続感染を有利にするのみならずATL細胞増殖促進にも寄与することを明らかにしました。さらに、マウスモデルを用いた実験で、2種類のTGF-β/Smad経路阻害剤が、ATL細胞の腫瘍増殖を抑制することを示しました。<br/> 本研究により、HTLV-1の発がん機構をウイルス学的知見から解明しただけでなく、ATLに対する新規治療薬の開発に繋がることが期待できます。</p>&#13; <p> 本研究成果は米国東部標準時間令和6年3月19日に米国科学アカデミー(National Academy of Science:NAS)が発刊する『米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Science:PNAS)』に掲載されました。<br/> また、本研究は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 新興?再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業「ヒトT細胞白血病ウイルス1型感染細胞の特性解明に基づいた診断?予防?治療法開発研究」及び「ウイルス?宿主ゲノム情報に基づいたHTLV-1関連疾患発症予測法の開発と臨床情報統合データベースの整備?活用」、同 先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業「デリバリーと安全性を融合した新世代核酸医薬プラットフォームの構築」、同 次世代がん医療創生研究事業(P-CREATE)「免疫抑制性受容体TIGIT阻害活性を有する小分子化合物の開発研究」、独立行政法人日本学術振興会、公益信託 日本白血病研究基金及び日本新薬株式会社及び熊本大学健康長寿代謝制御研究センター研究助成から研究資金の助成を受けて行われました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/><em/></p>&#13; <p>【今後の展開】<br/> TGF-β経路阻害剤という今まで着目されていないATLの新たな治療標的を見出したことにより、難治性の疾患であるATLに対するより有効な治療法の確立に貢献できることが期待されます。TGF-β経路の活性化は、HTLV-1感染細胞の宿主免疫逃避とともに、自身の細胞増殖にも寄与することから、TGF-β経路を治療標的とした戦略は免疫逃避抑制と抗腫瘍作用の両面で効果が期待できます。さらに、全てのHTLV-1感染細胞やATL細胞を標的とする点からも、HTLV-1に対する感染制御やATL発症予防の観点からも効果的である可能性が考えられます。今後、ATLのおけるTGF-β経路の意義をさらに解明し、TGF-β経路阻害剤をHTLV-1感染症の制圧やATLに対する治療法開発への適応が期待されます。</p>&#13; <p><br/><br/><br/><br/><em/></p>&#13; <p>【用語解説】<br/> <br/>※1 ヒト T 細胞白血病ウイルス 1 型(HTLV-1)<br/>ヒトに疾患を引き起こす病原性レトロウイルス。主にCD4陽性T細胞リンパ球に感染し、そのウイルス遺伝子が感染者のDNA内に組み込まれる。約5%の感染者が生涯の内に成人T 細胞白血病/リンパ腫(ATL)を発症する。<br/><br/>※2<br/>成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)<br/>HTLV-1に感染したCD4陽性Tリンパ球ががん化して発症する血液のがん。難治性の疾患であり、血液がんの中でも予後不良である。<br/><br/>※3<br/>APOBEC3G(A3G)<br/>宿主が有する抗レトロウイルス因子。レトロウイルスが宿主細胞に感染し、逆転写の際にウイルスの一本鎖DNAにC-to-T変異を導入し、結果的にウイルスゲノムにG-to-A変異を導入することで、ウイルス複製を阻害する。<br/><br/>※4<br/>ナンセンス変異<br/>アミノ酸のコドンを終止コドンに変える変異。ウイルスゲノムのナンセンス変異が導入されると、ウイルスタンパク生成ができなくなり、ウイルス複製が阻害される。<br/><br/>※5<br/>プロウイルス<br/>レトロウイルスの新規感染時に、宿主ゲノムに組み込まれたウイルスゲノム。<br/><br/>※6<br/>レトロウイルス<br/>逆転写酵素を有し、自らの核酸を逆転写して宿主ゲノムに組み込ませるRNAウイルス。ヒトに病原性を示すレトロウイルスとしてHIV-1やHTLV-1が知られている。<br/><br/>※7<br/>異種間伝播<br/>ウイルスが、本来の宿主から異なる種の宿主へ「種の壁」を乗り越えて感染すること。ウイルスが新たな宿主に感染するためには、新たなウイルスとして適応進化する必要がある。<br/><br/>※8<br/>TGF-β/Smad経路<br/>TGF-βは、細胞増殖抑制、アポトーシス、細胞分化、血管新生など多様な作用を持つサイトカイン。一般的に、初期がんではがん増殖を抑えることて?がんの進展を阻害することが知られている。一方、悪性化したがんでは、細胞増殖抑制への感受性喪失と上皮間葉転換亢進による転移能を獲得し、がんの悪性化に寄与するとされている。<br/><br/><em><br/></em></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Vulnerability to APOBEC3G linked to the pathogenicity of deltaretroviruses</li>&#13; <li>著者:Takafumi Shichijo, Jun-ichirou Yasunaga, Kei Sato, Kisato Nosaka, Kosuke Toyoda, Miho Watanabe, Wenyi Zhang, Yoshio Koyanagi, Edward L. Murphy, Roberta L. Bruhn, Ki-Ryang Koh, Hirofumi Akari, Terumasa Ikeda, Reuben S. Harris, Patrick L. Green, and Masao Matsuoka</li>&#13; <li>掲載誌:Proc Natl Acad Sci USA</li>&#13; <li>doi:<a href="https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2309925121">10.1073/pnas.2309925121</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2309925121">https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2309925121</a></li>&#13; </ul>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240327-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF654KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部 血液?膠原病?感染症内科学講座 <br/>担当:教授 安永純一朗/ 助教 七條敬文<br/>電 話 : 096-373-5156<br/>e-mail: jyasunag※kumamoto-u.ac.jp/ tshichijo※kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/27 14:00:00 GMT+9 ページ 製剤応用食品技術共同研究講座の設置について -塩分コントロール技術×製剤技術により健康社会の実現を目指す-_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240326 <![CDATA[<p>このたび、国立大学法人熊本大学とトイメディカル株式会社は、令和6年4月1日付けで「製剤応用食品技術共同研究講座」を熊本大学内に設置いたします。<br/>食塩の過剰摂取は生活習慣病をはじめ様々な疾患の発症リスクとなっています。さらに、日本人の食事による一日の食塩摂取量は、厚生労働省の定める目標値を大きく超えてしまっているのが現状です。<br/>本共同研究講座では、トイメディカル株式会社の有するアルギン酸塩類を用いた塩分コントロール技術と製剤技術を融合させた新たなフードテックの創出と有用性評価を目的とし、以下の研究課題に取り組んでまいります。</p>&#13; <p><br/>? 製剤技術によるアルギン酸塩類の機能性向上と物性改善<br/>? 疾患モデルにおける塩分コントロール技術の有用性評価<br/>? 塩分コントロール技術の医薬品への応用研究</p>&#13; <p><br/>上記の研究課題に取り組むことで、食塩の過剰摂取による健康課題の解決に繋げ、世界の健康社会の実現と健康寿命の延伸を目指します。<br/>本共同研究講座の設置により、新たなフードテック領域での研究成果の公表、ベンチャー企業との知識や技術の融合による新たな価値の創出、虎扑nba直播,虎扑体育等の推進が期待されます。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail: sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/26 16:35:00 GMT+9 ページ 岩手県から日本最古の植物化石を発見_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240325 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p>静岡大学理学部のルグラン ジュリアン助教、マヘル アフメド博士(創造科学技術大学院)らの研究グループは、岩手県大船渡市に分布する約4.1–3.9億年前(古生代前期デボン紀)の地層から、日本最古の胞子化石群集を発見しました。これは植物の化石記録としても日本最古で、従来の記録を1000万年以上遡ります。<br/>この胞子化石群集の解析から、当時の日本に原始的な維管束植物からなる“草原”が広がっていたことが初めてわかりました。前期デボン紀は、植物が爆発的に多様化した時代です。しかし、この時代のアジアの植生データは少なく、本研究の成果は植物の歴史を復元する上で極めて重要です。また、胞子化石の中には、南中国の同時期の地層から報告された種が多数ありました。このことは、当時の東北日本が南中国の近くにあったことを示唆します。<br/>なお、本研究の成果は、日本古生物学会が発行する国際誌 「Paleontological Research」電子版に3月15日に掲載されました。</p>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p>初期の維管束植物に関する研究は、これまでヨーロッパや北米を中心に行われてきました。アジアのデータは相対的に少ないため、前期デボン紀に起きた植物多様化は地球規模で解明できていません。今後日本において、前期デボン紀だけでなく、さらに古い地層、あるいは少し新しい地層についての研究を進めることで、植物の初期進化に関する理解が深まると期待されます。</p>&#13; <p><br/>【論文情報】</p>&#13; <p>掲載誌:Paleontological Research(日本古生物学会欧文誌)<br/>論文タイトル:Early land plant spore assemblage from the Devonian Nakazato Formation of the South Kitakami Belt, Northeast Japan<br/>著者:Ahmed Maher1,2, Julien Legrand1*, Toshihiro Yamada3, Toshifumi Komatsu4<br/>?(*責任著者, 1静岡大学, 2Al-Azhar大学, 3北海道大学, 4熊本大学)<br/>DOI:https://doi.org/10.2517/PR230018</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240325-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF603KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_15_ja_2.png/@@images/69826231-83a5-403b-bc72-0ee8456ad4e2.png" title="sdg_icon_15_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_15_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/25 15:40:00 GMT+9 ページ 熊大を「マンガ学」の全国的拠点に!(文学部附属国際マンガ学教育研究センター 池川佳宏 准教授)_虎扑nba直播,虎扑体育 /daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/20240319 <![CDATA[<div id="content-core">&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p><span/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/Amefoot_file/logo.jpg/@@images/34ae22cd-fbf6-47d5-94bb-3e32bd4632b8.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="logo.jpg" height="138" width="545" alt="logo.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p><strong><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-1.jpg/@@images/33552557-9556-4884-9ad3-d8524b534f1d.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-1.jpg" height="469" width="701" alt="ikegawa-1.jpg" class="image-inline"/></strong></p>&#13; <p><strong><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-0.jpg/@@images/399131f9-081c-49cc-a38e-9ac8cca721df.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-0.jpg" height="195" width="606" alt="ikegawa-0.jpg" class="image-inline"/></strong></p>&#13; <h2><span>多様な知見が集結したマンガ学がおもしろい!</span></h2>&#13; </div>&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p><span>健児くん(以下、◆):まずは、熊本大学に国際マンガ学教育研究センターが設立された経緯を教えてください。</span></p>&#13; <p>池川先生:熊本県は、『<span>ONE PIECE</span>』の作者である尾田栄一郎先生を筆頭に多数の著名な作家を輩出しており、約<span>10</span>年前に「マンガ県くまもと」構想を立ち上げました。産学官連携でマンガ県くまもとを構築する動きの中で、<span>まず2019年には熊本大学文学部コミュニケーション情報学科に、マンガも</span>研究対象とする現代文化資源学コースが創設されました。そして熊本大学と熊本日日新聞社によって「くまもとマンガ協議会」が発足し、その後<span>2022</span>年<span>10</span>月に立ち上げられたのが文学部附属国際マンガ学教育研究センターです。マンガ学の国際的な研究、人材育成を通じた教育、地域文化資源を通した社会貢献を大きな柱としています。</p>&#13; <p>ミッションの一つに「マンガ刊本のアーカイブ」があります。印刷物としてすでに<span>150</span>年近い歴史があるマンガですが、これを保存している施設は多くありません。特に九州には、<span>マンガ全般を対象とした</span>、本格的なアーカイブ施設がないんです。九州のみならず全国におけるマンガ学研究や収蔵の拠点となるべく発足したのがこのセンターです。でも、このセンターでは小さすぎるので、別の場所にアーカイブ施設を作りたいですね。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-2.jpg/@@images/32875496-8142-45ee-aa2f-d3b95aa13181.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-2.jpg" height="484" width="650" alt="ikegawa-2.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>◆:マンガ学とは、どのようなものなのですか。</p>&#13; <p>池川先生:とても学際的な分野です。例えば、マンガの作品論なら文学研究の中の作家研究のメソッドが取り入れられるし、どんな人たちが読んでいるのか、読み手に対する興味なら社会学的研究のアプローチになるでしょう。いろんな分野の知見が集結しているという点で、おもしろい学問だと思います。</p>&#13; <p/>&#13; <p>◆:池川先生はどのようなご研究をされていますか。</p>&#13; <p>池川:私は少々変わったキャリアの持ち主なんです。出版社で編集者として勤務したり、国のマンガ調査事業に携わったり、学芸員をしていた経験もあります。そういったバックグラウンドを活かした仕事をしています。</p>&#13; <p>一例が、過去の名作に新たな価値をつけて紹介する仕事。実は熊本大学(旧制五高)を舞台にした長編マンガがあるんです。熊本大学では、五高記念館を中心に大学全体をミュージアムとする「熊本大学キャンパスミュージアム構想」を進めています。その一環としてマンガ原作者梶原一騎先生のマンガ作品『あゝ五高 武夫原頭に草萌えて』をテーマにした企画展を<span>2023</span>年の夏に五高記念館で、秋に蔦屋書店熊本三年坂で開催しました。?</p>&#13; <p>梶原先生の祖父が熊本出身で、先生自身もアイデンティティの源を熊本に感じておられたようです。また、五高生の実態とは若干違うのですが、梶原先生は「バンカラ」的なものに思い入れも強くて、あえて五高を舞台にした群像劇を描いたのです。これはヒット作を目指して、というより、自分を振り返るような気持ちで作られたのだと思います。実は単行本に収録されていない、ファンには「幻の第一話」と呼ばれる、連載開始時に梶原先生が熊本県を取材した時の話をマンガにしたものもあり、企画展で公開しました。作品が発表された<span>1978</span>年当時の熊本を知ることもできますよ。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-3.jpg/@@images/fd4e2472-2210-4b40-b7e0-e56c6b9a395c.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-3.jpg" height="522" width="376" alt="ikegawa-3.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-4.JPG/@@images/c46d234d-9905-4053-b802-1a8565b7a2ac.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-4.JPG" height="491" width="660" alt="ikegawa-4.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p>                 (蔦屋書店熊本三年坂でのトークイベントの様子)</p>&#13; </div>&#13; </div>&#13; <div>&#13; <div>&#13; <h2>マンガ雑誌を良好に保管するボックスも開発</h2>&#13; <p><strong/>◆:池川先生はマンガ雑誌収蔵用のボックスも開発されたそうですね。</p>&#13; <p>池川:雑誌は、特に背表紙がない中綴じのものは、立てておくと、くにゃっとなって保管しづらいんです。これをきれいに収蔵するための「中綴じマンガ雑誌用収蔵段ボール」を、熊本県の企業<span>BTconnect</span>さんと一緒に開発し実用新案を取得しました。中の仕切り板で数冊ごとに分けられるのが大きな特長。月<span>2</span>回発行の雑誌なら<span>1</span>箱にちょうど<span>1</span>年分が入り、月<span>1</span>回の月刊雑誌なら<span>2</span>年分をひとまとめに保存できるサイズ感も好評です。</p>&#13; <p>? 図書館などでは合冊といって、雑誌数冊をひとまとめにしてファイルする収蔵を行います。そうすると雑誌の背にあたる部分が糊付けされてしまう。実は雑誌の背にあたる部分には発行年月日や編集者名が書かれており、研究上非常に重要なんです。アーカイブという観点から、なるべく元の姿を失わずに保管したいと開発しました。すでに、大学研究機関等から購入いただいています。</p>&#13; </div>&#13; <div>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-5.jpg/@@images/f140bd07-f449-4b11-ac04-67d88be0e300.jpeg" title="ikegawa-5.jpg" height="452" width="645" alt="ikegawa-5.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <br/>&#13; <p>◆:特にマンガ雑誌が大事だと思われる理由はなんでしょうか。</p>&#13; <p>池川:そのマンガが、どんな形で世に出たのか、雄弁に物語ってくれるのがマンガ雑誌です。例えば、単に『<span>ONE PIECE</span>』を読みたいのなら単行本を読めばいいですよね。でも、第一話が掲載された<span>1997</span>年<span>8</span>月<span>4</span>日号<span>(34</span>号<span>)</span>の『週刊少年ジャンプ』を開いてみましょう。『<span>ONE PIECE</span>』掲載の合間にはプリクラの紹介記事があり、読者プレゼントには初代のプレイステーションがあるという<span>1997</span>年当時の少年にとって興味のある情報が詰まっていて、そういう時代背景の中で『<span>ONE PIECE</span>』が生まれたことがわかります。<span>25</span>年以上経った後の今の学生にも、当時の空気感を掴みやすいという点で、マンガ雑誌は「時代のパッケージ」として優れていると思います。実際に雑誌を作っていた立場の実感としても、そう思いますね。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-6.jpg/@@images/b54a9d47-75c8-44a6-b0dd-42eb709b6f74.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-6.jpg" height="481" width="646" alt="ikegawa-6.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <h2>マンガ雑誌は多様性の宝庫。扉を開けて、知らなかった世界を深掘り!</h2>&#13; <p>◆:学生さんたちは、センターをどのように活用していますか?</p>&#13; <p>池川:ゼミをここで行っています。マンガ学は、様々な研究の切り口を自分で見つけることができます。センターにはマンガだけではなく、マンガの研究書もたくさんあり、自分が何をテーマにし、研究を進めるにはどういうレールを敷いてどういう駅を通ってどこにたどり着けばいいのかを示唆してくれる資料があります。「自分の興味はこれだ」とか「ここまでなら研究を進められる」とか、研究に対する距離感もつかみやすいと思いますよ。</p>&#13; <p>? その中で私は、先ほど話した、時代や社会を理解する「パッケージ」としてのマンガ雑誌の良さを伝えています。マンガをアプリで読む若者も多いと思いますが、そこにはマンガ雑誌が持っていた多様性に乏しいところがあります。マンガに限らず、今の学生さんたちが見ている世界は、インターネットの発達によって一見広くなったようで、自分の興味がある情報が選別されて提供されていて、実はとても限定的なところもあります。そんなことにも気付いてもらえたらうれしいですね。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/ikegawa_file/ikegawa-7.jpg/@@images/4da305af-6a0a-4448-8c8d-5fb315f7bb8f.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ikegawa-7.jpg" height="482" width="647" alt="ikegawa-7.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p>◆:最後に、今後の展望を教えてください!</p>&#13; <p>?池川:私自身のミッションは、産官学連携による「マンガ県くまもと」構想の中核的役割を担うという大きなところと同時に、保管ボックスのような製品開発など、学問とはちょっと違うところも含めてセンターの存在感を知らしめていくことだと思っています。また、日本マンガ学会の事務局も同センター内に移転しましたので、国内外のメディア芸術?現代文化研究をリードするような研究機関となるべく進めているところです。</p>&#13; <p> 日本のマンガ刊本は約<span>50</span>万冊強あると言われていまして、繰り返しになりますが、センターの展望としては、これらの資料を熊本県内にアーカイブする保管場所を探しているんです。アーカイブ施設として、県内の皆さんも過去のマンガ雑誌などを閲覧提供できるような場所があるとありがたいですね。</p>&#13; <p>                                             (<span>2024</span>年3月19日掲載)</p>&#13; <p/>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p style="text-align: center;">     </p>&#13; </div>&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p style="text-align: right;">                                          </p>&#13; </div>&#13; </div>]]> No publisher 学生 研究 その他 2024/03/19 00:00:00 GMT+9 ページ 熊大第5号クラウドファンディングプロジェクトを開始しました!_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/koho/2023/20240313 <![CDATA[<p> <strong>熊大第<span>5</span>号クラウドファンディング「日本生物学オリンピック 熊本大会 応援プロジェクト」</strong></p>&#13; <p><span>?</span>熊本大学第5号クラウドファンディングとして、「日本生物学オリンピック 熊本大会 応援プロジェクト」を公開いたしました。</p>&#13; <p>(期間:<span>2024</span>年<span>3</span>月<span>13</span>日<span>(</span>水<span>)10</span>時?<span>2024</span>年<span>8</span>月<span>15</span>日<span>(</span>木<span>)</span>)</p>&#13; <p><span>?</span>皆様のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><strong>▼詳細はこちらをご覧ください。</strong></p>&#13; <p><a href="https://www.glocal-cf.com/project/jbokumadai">https://www.glocal-cf.com/project/jbokumadai</a></p>&#13; <p><a href="https://www.glocal-cf.com/project/jbokumadai"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20240313/@@images/cf15fe6b-707f-4dd8-a76a-5948e2c53d3a.jpeg" title="0313&#x718A;&#x5927;&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x30D5;&#x30A1;&#x30F3;&#x30C7;&#x30A3;&#x30F3;&#x30B0;05.png" width="655" alt="0313&#x718A;&#x5927;&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x30D5;&#x30A1;&#x30F3;&#x30C7;&#x30A3;&#x30F3;&#x30B0;05.png" height="366" class="image-inline"/></a></p>&#13; <p/>&#13; <p> </p>&#13; <p><strong>?</strong></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher 研究 その他 2024/03/13 12:00:00 GMT+9 ページ 3D画像認識AIによる細胞診支援システムの公開_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240311 <![CDATA[<p style="text-align: justify;"><span>【ポイント】</span></p>&#13; <ul>&#13; <li style="text-align: justify;">焦点距離を変えながら撮影した多重焦点画像列を用いた高速?高精度な細胞診支援システムを構築?実装しました。?</li>&#13; <li style="text-align: justify;">本システムは、国内医療機関で非営利の研究?評価の用途で使用を希望される場合、手続きを踏めば無料で使用することができます(ただし、評価回数や使用期限に一定の制約があります) 。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">本システムにより、がん細胞診断の自動化を実現し、世界中の誰もがどこでも高品質ながん細胞診断を受けられる社会を実現することができます。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p><span> 細胞識別AIモデルを用いて、スライド標本全体の数万個の細胞の中で、細胞検査士がどの細胞または領域に注目すべきかを示すことができる細胞診断支援クラウドシステムを実装しました。本研究で構築したデータベースのスライド標本を用いたAIによる総合評価では、がんおよび前がん症例の見逃しはゼロでした。</span><br/><span> このクラウドシステムは、非営利の研究?評価の用途で使用を希望される国内医療機関に対し、手続きを行えば期間限定ではありますが無料で使用することができます。</span><br/><span> また、この情報は次のサイトで公開しています。</span><a href="https://cervical-cancer-demo.ai-cytology.com/">https://cervical-cancer-demo.ai-cytology.com/</a></p>&#13; <p/>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p> 本クラウドシステムは、細胞診断を日本全国あるいは海外の医療機関において利用できます。これにより、診断精度の地域格差が解消され、国が目指している「がん医療の均てん化の促進」の実現を進めることができます。また、診断の自動化によって、がん細胞見落とし率0%の達成、がん検診受診率の向上や医療コストの削減などの社会問題を解決し、持続可能な開発目標の<br/>一つである「がんに負けない社会」の実現を目指します 。</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240311.pdf">プレスリリース</a>(PDF657KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/3f32ead3-7b39-4f7e-aaef-d50890a1bf4a.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/11 15:05:00 GMT+9 ページ 直下型地震と地下水位変動の関係の解明 ―地下水位は地殻歪みを感知するセンサーとして機能―_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240307 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p>京都大学大学院総合生存学館 山本駿 大学院生(博士後期課程)、工学研究科 小池克明 教授、総合生存学館 山敷庸亮 教授、熊本大学理学部 嶋田純 名誉教授の共同研究により、<span>2016</span>年<span>4</span>月に発生した熊本地震前後の長期にわたる多地点での地下水位観測データを詳細に分析した結果、地下水位は地殻歪みを感知するセンサーとして機能し、特に主要な帯水層である砥川溶岩での変動が地殻歪みと関連することがわかりました。地下水位データから降水量?気圧?地球潮汐の影響を統計学的に除いた残差成分は、<span>2011</span>年<span>3</span>月東北地方太平洋沖地震後は低下しましたが、<span>2014</span>年頃から上昇に転じたという傾向の変化が見出され、この低下は応力解放、増加は地殻歪みの増大によると解釈しました。熊本地域でのその後の<span>2</span>つの地震でも?衛星測位システム(<span>GNSS</span>)による地殻変動と地下水位残差成分変動のパターンが変化する時期が整合しました。帯水層の<span>3</span>次元数値モデルに観測井の分布を重ね合わせたところ、地震発生源になった布田川断層帯に連続する砥川溶岩の地下水位ほど地殻歪みに敏感であることを明らかにできました。</p>&#13; <p>本研究の成果は、2023年12月 21日に英国Nature Research社が刊行するオンラインジャーナル「<em>Scientific Reports</em>」誌で公開されました。</p>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p>地下水位と地殻歪みの関係をより詳細に明らかにするためには、水質や地殻深部由来ガスなどの地球化学的観測および衛星測位システム(GNSS)や微小地震活動などの地球物理学的観測による結果と併せた総合的な解釈が必要です。また、本研究で見出された特徴が?他の地域での多孔質で透水性の高い帯水層における地下水位変動でも見られるかを確かめるために、観測データの蓄積や残差成分の解析を含むデータの解釈を深め、地下水位-地殻歪み関係の普遍性と精度を高める今後の研究発展を期待します。</p>&#13; <p><br/>【論文情報】</p>&#13; <p>タイトル:Detecting groundwater level changes related to the 2016 Kumamoto Earthquake (2016年熊本地震に関連する地下水位変動の検出)<br/>著  者:Shun Yamamoto, Katsuaki Koike, Yosuke Alexandre Yamashiki &amp; Jun Shimada<br/>掲 載 誌:Scientific Reports DOI:https://doi.org/10.1038/s41598-023-50133-0</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240307.pdf">プレスリリース</a>(PDF956KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_06_ja_2.png/@@images/5b472e87-da51-451a-8874-13d1b3d81a97.png" title="sdg_icon_06_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_06_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/07 10:00:00 GMT+9 ページ 細菌感染に対する自然免疫を制御する仕組みを原子レベルで解明_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei/20240301 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>細菌感染に対する自然免疫シグナル (TIFA-TRAF6シグナル) において、シグナル抑制分子として発見されていたTIFABが、TIFA-TRAF6シグナルを制御する仕組みを原子レベルで明らかにしました。</li>&#13; <li>TIFAは二量体を形成することでシグナルを活性化しますが、TIFABはTIFAと結合することでシグナル活性化のためのTIFA二量体化を阻害してシグナルを抑制することを明らかにしました。</li>&#13; <li>TIFABは、骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病に関与するため、本成果はこれら疾患の今後の研究に役立つことが期待されます。<br/><br/><br/><br/><em/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p> NF-κBは、ヒトの自然免疫に関わる重要な分子であり、細菌感染などによって活性化されることで免疫反応を引き起こします。TIFAとTRAF6は、NF-κB活性化に関わるシグナル分子として発見され、このTIFA-TRAF6シグナルは細菌感染に対する新しい自然免疫シグナルであることが明らかにされていました。<br/> 今回、熊本大学大学院生命科学研究部 (薬学系) の中村照也 准教授、藤田美歌子 特任教授、立石大 客員准教授 (平田機工株式会社 遺伝資源研究開発グループ 主任)、東京大学国際高等研究所新世代感染症センターの井上純一郎 特任教授、尚絅大学?尚絅大学短期大学部の山縣ゆり子 学長らの研究グループは、TIFAの働きを阻害するシグナル分子として発見されていたTIFABが、TIFA-TRAF6シグナルを制御する分子機構を原子レベルで解明しました。TIFABは、骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病に関与することが報告されているため、本成果はこれら疾患の研究に役立つことが期待されます。<br/> 本研究成果は、令和6年3月5日に米国の科学誌Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of Americaにオンラインで発表されました。本研究は、日本学術振興会卓越研究員事業、科学研究費助成事業 (21K06514)、公益財団法人 武田科学振興財団の支援を受けて実施されました。また、本研究でのX線回折実験は、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 放射光共同利用実験 (2021G031, 2023G036) として実施しました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/><br/><br/><em/></p>&#13; <p>【今後の展開】<br/> 本研究により、TIFABがシグナル活性化に関わるTIFAのホモ二量体化を阻害することでシグナルを抑制することが明らかになりました。TIFABの機能不全は、骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病に関与することが報告されているため7, 8)、本研究で解明したTIFABの分子機構がこれら疾患の今後の研究に活用されることが期待されます。また、TIFABはB細胞などに多く存在しているため、免疫系細胞におけるTIFA-TRAF6シグナル抑制の研究にも役立つことが期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><em><br/></em></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p><strong/>論文名:TIFAB regulates the TIFA-TRAF6 signaling pathway involved in innate immunity by forming a heterodimer complex with TIFA.</p>&#13; <ul>&#13; <li>著者:Teruya Nakamura (責任著者), Chiaki Ohyama, Madoka Sakamoto, Tsugumasa Toma, Hiroshi Tateishi, Mihoko Matsuo, Mami Chirifu, Shinji Ikemizu, Hiroshi Morioka, Mikako Fujita, Jun-ichiro Inoue, Yuriko Yamagata</li>&#13; <li>掲載誌:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America</li>&#13; <li>doi:<a href="https://doi.org/10.1073/pnas.2318794121">10.1073/pnas.2318794121</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://doi.org/10.1073/pnas.2318794121">https://doi.org/10.1073/pnas.2318794121</a></li>&#13; </ul>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240301-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF545KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系)<br/>担当:准教授 中村 照也<br/>TEL:096-371-4638<br/>E-mail:tnaka※gpo.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/06 09:00:00 GMT+9 ページ キタミソウ(絶滅危惧Ⅱ類)の染色体構造の解明 ―なぜ江津湖と秋津町でしか生育していないのか?―_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240305 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li style="text-align: justify;">北海道?関東?熊本という限定的な場所でしか発見されていないキタミソウの染色体構造を解析し、雑種起源の異質四倍体である可能性が示されました。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">これまで、このような特殊な分布パターンを示すキタミソウが、どのように日本にやってきたのか、世界のキタミソウとどのように違っており、どの程度似ているのか、全くわかっていませんでした。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">熊本県でも希少植物として知られているキタミソウについて、今後、より詳細な性質や生態が明らかになると期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p>熊本大学生物環境農学国際研究センターの澤進一郎センター長、吉田祐樹特任助教、東海大学大学院生物科学研究科の星良和教授、総合農学研究所の加藤木高広特定助手の研究グループは、北海道?関東?熊本という限定的な場所でしか発見されていないキタミソウの染色体構造を突き止めました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p>世界的にも、多くのキタミソウは四倍体であることから、日本のキタミソウは、やはり、渡り鳥によって運ばれてきた可能性が考えられます。また、国内での分布が北海道?関東?熊本と、かなり限定的なことから、それぞれの産地のキタミソウは、それぞれ異なる場所から渡り鳥によって運ばれてきた可能性も考えられます。海外におけるキタミソウの染色体数や種間雑種の報告と、今回の詳細な染色体の解析を照らし合わせ、さらに非常に速い世代交代ができる旺盛な種子繁殖の性質からみて、本種は、以下の様な特徴があると考えられます。</p>&#13; <p>1)雑種起源をともなった2種類の異なるゲノムを共有させて環境適応能力を向上させ、日本の異なる地域(北海道から九州まで)でも生育できるようになった。</p>&#13; <p>2)染色体の倍化によって、異なるゲノム間の染色体対合を回避し、不等分配を引き起こさない正常な減数分裂を回復させて、繁殖出来るようになった。</p>&#13; <p>3)また、異質四倍体として、親から子に同じ4セットのゲノムを伝えるための種子繁殖性を獲得した。</p>&#13; <p>今後、より詳細な解析を行うことで、なぜ、日本国内の分布が限定的なのか、熊本では、なぜ江津湖と秋津町でしか見られないのか、また、日本の異なる産地のキタミソウは、それぞれ世界のどこからやってきたのか、はたまた、日本の3箇所のキタミソウは同一種なのか、等も明らかにできると考えています。熊本県でも希少植物として知られているキタミソウについて、今後、より詳細な性質や生態が明らかになると期待されます。</p>&#13; <p> 本研究成果は、令和<span>5</span>年<span>12</span>月<span>24</span>日に科学雑誌「<span>Cytologia</span>」に論文が掲載されました。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"><br/>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:“Genome Size Determination and Chromosome Characterization of Limosella aquatica L. (Scrophulariaceae) in Japan”<br/>“日本におけるキタミソウの染色体構造とゲノムサイズの決定”<br/>著者?所属:加藤木高広1、吉田祐樹2、中山魁仁3、 星良和4、澤進一郎1<br/>1東海大学総合農学研究所<br/>2 熊本大学大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センター<br/>3東海大学農学部農学科<br/>4東海大学大学院生物科学研究科<br/>掲載誌:Cytologia<br/>DOI:https://doi.org/10.1508/cytologia.88.339<br/>URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/cytologia/88/4/88_D-23-00058/_html/-char/ja</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240305.pdf">プレスリリース</a>(PDF408KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_04_ja_2.png/@@images/005730ae-3068-4da0-aaba-bb1847d862fb.png" title="sdg_icon_04_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_04_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>生物環境農学国際研究センター<br/>担当:<br/>教授 澤 進一郎<br/>電話:096-342-3439<br/>E-mail:sawa※kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/03/05 14:05:00 GMT+9 ページ 「2023年度一般財団法人ウェルシーズ研究奨励金」に熊本大学から4名受賞しました_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240228 <![CDATA[<p> この度「2023年度一般財団法人ウェルシーズ研究奨励金」に熊本大学から4名が受賞し、令和6年(2024年)2月15日(木)ホテル熊本テルサにおいて2023年度一般財団法人ウェルシーズ研究奨励金贈呈式が執り行われました。この研究奨励金は、熊本県内の研究機関に在籍する研究者の自由かつ独創的な発想に基づく自然科学分野の基礎研究を支援することにより、熊本県内の科学技術の振興を図りわが国の将来の基礎研究分野を先導する人材を発掘することを目的とされています。</p>&#13; <p>本学からは、以下4名の受賞者があり、出席者に研究の概要を説明しました。</p>&#13; <p>また、ウェルシーズ財団の井出博之代表理事から奨励金受賞者に対し、今後の活躍を期待する旨の温かい励ましの言葉を頂戴しました。</p>&#13; <p>(受賞者)<span><br/> </span>?<span>Tsai Yi-Lun</span>(ツァイ イールン)助教 大学院先端科学研究部助教<span><br/> ?</span> 【研究課題】種皮分泌物の微生物誘引活性における生物肥料種子コーティング強化対策<span><br/> </span>?神野 奈穂さん 大学院先端科学研究部文部科研技術支援者<span><br/> ?</span> 【研究課題】サツマイモネコブセンチュウの根コブ形成における巨大細胞発生のメカニズムの解析</p>&#13; <p>?田代 美空さん 大学院自然科学教育部理学専攻生物科学コース博士前期課程1年<span><br/> ?</span> 【研究課題】ジャスモン酸依存的および非依存的なトライコーム増加メカニズムの解析<span><br/> </span>?羽根田 昌樹さん 大学院医学教育部博士課程代謝内科学分野専攻博士課程4年<span><br/> ?</span> 【研究課題】膵腺房細胞機能制御による非アルコール性脂肪肝炎<span>(NAFLD)</span>治療の模索<span><br/> </span></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20240228wel-photo3.jpg/@@images/78363572-c7a7-4958-94e0-548b5e82a146.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20240228wel photo3.jpg" height="487" width="654" alt="20240228wel photo3.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>???? 奨励金受賞者(胸章赤)前列右から、熊本大学 <span>Tsai Yi-Lun</span>助教、神野奈穂さん、田代美空さん、羽根田 昌樹 さん<span><br/>???? </span>贈呈者(胸章白)前列右から3番目、一般財団法人ウェルシーズ 井出博之代表理事<span><br/>??? </span>2列目右から、熊本大学 福田一起助教、澤進一郎教授、市川聡夫副学長</p>&#13; <p/>&#13; <address><strong>お問い合わせ</strong><br/>教育研究支援部自然科学系事務課<br/>総務人事担当<br/>電話:096-342-3313<br/>e-mail:<span style="font-size: 11pt;">szk-jinji※jimu.kumamoto-u.ac.jp</span> <br/> (迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]> No publisher 研究 2024/02/28 14:30:00 GMT+9 ページ 檜山隆名誉教授(前IROAST研究機構長)にIEEEフェローの称号が授与されました_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240227_ieee_fellow <![CDATA[<p> <a href="https://iroast.kumamoto-u.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国際先端科学技術研究機構</a>(IROAST)の前研究機構長の檜山 隆 先生(熊本大学名誉教授)がIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers: 米国電気電子学会)からフェローの称号を授与しました。</p>&#13; <p> IEEEは人類社会の有益な技術確認に貢献する専門家組織で、世界160ヶ国40万人を超える会員が活動しています。フェローはその会員の中で最高級のグレードで、IEEEの指定する分野において非常に優れた資質と経験を有し、その分野で顕著な貢献をした人物に授与されます。フェロー審査委員会により業績等を極めて厳格な審査で選ぶ、毎年会員数の0.1%しか認定されない、たいへん栄誉ある表彰です。</p>&#13; <p> 檜山先生は、長年にわたり、ルールベースシステム、ファジイ制御、ファジイ推論、人工ニューラルネットワーク、マルチエージェントシステムなどに代表される知識工学関連技術の適用による電力システムのインテリジェント化に向けた研究に取り組まれています。このような檜山先生の顕著な研究業績が認められ、フェローの称号が授与されました。</p>&#13; <p> 併せて、IEEEにおける長年にわたる活動および貢献に対しLife Fellowの資格が与えられました。なお、檜山先生はAAIA(Asia-Pacific Artificial Intelligence Association: アジア太平洋人工知能協会)からもフェローの称号が授与されました。</p>&#13; <p> 檜山先生より小川 久雄 学長に受賞の報告をし、以下の通り、このたびの受賞の感想と今後の抱負を語られました。</p>&#13; <p style="padding-left: 30px;">「この度IEEEよりフェローの称号を頂きましたこと、たいへん名誉なことだとありがたく思っています。これにより長年にわたり取り組んできた電力システムのインテリジェント化に向けた研究、すなわちルールベース、ファジイ推論、人工ニューラルネットワーク、マルチエージェントシステムなどに代表される知識工学関連技術の適用による電力システムのインテリジェント化に向けた研究が国際的に認められたことは非常に大きな喜びです。この場をお借りして、これまでの研究の中で協働していただいた数多くの研究者、技術者などのみなさんに深く感謝するとともに引き続きこの分野において何らかの貢献ができればうれしく思います。また、AAIAによるフェローの称号の授与もありがたく思っています。」</p>&#13; <p>【関連情報】<br/>IEEE Japan Council <a href="https://ieee-jp.org/kaiin/fellow/fellow24.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://ieee-jp.org/kaiin/fellow/fellow24.html</a><br/>AAIA? <a href="https://www.aaia-ai.org/fellows" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.aaia-ai.org/fellows</a></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20240227-01.JPG/@@images/1fb8705c-89b8-4a37-afde-fdc921cf9fc2.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20240227-01.JPG" alt="20240227-01.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">小川学長に受賞を報告</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20240227-02.JPG/@@images/36c7c45c-6782-4997-ba1c-b310465eb52f.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20240227-02.JPG" alt="20240227-02.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">(左から)高島和希 研究機構長(IROAST)、小川 学長、檜山 名誉教授、大谷 順 理事?副学長<span style="font-size: 11pt;">(研究?グローバル戦略</span>)</p>&#13; <p/>&#13; <p/>]]> No publisher 研究 その他 2024/02/27 16:22:00 GMT+9 ページ サンゴ礁の島での地下水中に含まれる硝酸性窒素の自然浄化機能が明らかに ?断層による地下水の流れの変化が影響?_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240227 <![CDATA[<p><strong/>【概要説明】</p>&#13; <p> 総合地球環境学研究所の<span>LINKAGE</span>プロジェクトは、農業や畜産業の活発化にともない地下水中の硝酸性窒素の高まりが問題になっている沖縄島南部地域で地下水調査を行い、比較的新しい第四紀琉球石灰岩の地層では地下水の流れが速いため起きにくいとされていた脱窒などの「自然浄化作用」が、ある条件では起きていることを明らかにしました。</p>&#13; <p> 肥料の過剰な散布や畜産排せつ物の不適切な管理は、硝酸性窒素(NO<sub>3</sub><sup>-</sup>-N)による地下水汚染を引き起こし、直接飲用した場合には人の健康や生態系へ被害をもたらします(図1)。硝酸性窒素は、地中では微生物による還元反応である脱窒素作用(脱窒)<sup>※1</sup>により自然に浄化されることが知られていますが、琉球弧に広く分布する琉球石灰岩のように、間隙の多い地層では地下水はすぐに地下浸透し、流速も大きく滞留時間が短いため、脱窒は生じにくいと考えられてきました。</p>&#13; <p> そうした中、研究チームは、琉球石灰岩が広く分布する沖縄島南部地域の地下ダム流域で広域的な地下水水質モニタリングを行い、地下ダム堤体や断層付近のいくつかの観測井で、地下水中の硝酸性窒素濃度や硝酸イオン中の窒素?酸素安定同位体比<sup>※2</sup>の測定から、脱窒の証拠を示すデータを得ました。また、脱窒が成立する条件として、地下水中の溶存酸素濃度、溶存有機炭素濃度が高いことにくわえ、降水量が少ない時期に地下ダムの止水壁や断層等により地下水が一時的に滞留される地形?地質的特性などが鍵であることを解明しました。</p>&#13; <p>【今後の展開】 </p>&#13; <p> 脱窒過程は地下水の硝酸性窒素汚染の改善や抑制にとって重要な自然浄化機能の一つです。地下水を主要な水源とする他の石灰岩地域においても、前述のような条件があれば、自然の浄化作用である脱窒が生じる可能性が示されたことは重要な成果です。また類似の石灰岩地域において、現場の自然条件を利用して窒素浄化を促すシステムの開発にも寄与するものと研究チームは考えています。</p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文情報</p>&#13; <p>論文名:Mechanism of denitrification in subsurface-dammed Ryukyu<br/>limestone aquifer, southern Okinawa Island, Japan<br/>著者:Oktanius Richard Hermawan*, Takahiro Hosono, Jun Yasumoto, Ko Yasumoto, Ke-Han Song, Rio Maruyama, Mariko Iijima, Mina Yasumoto-Hirose, Ryogo Takada, Kento Hijikawa, Ryuichi Shinjo (*責任著者)<br/>掲載誌:Science of the Total Environment<br/>発行:2024年2月20日<br/>doi:10.1016/j.scitotenv.2023.169457<br/>URL:https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2023.169457</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240227-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF581KB)</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_06_ja_2.png/@@images/5b472e87-da51-451a-8874-13d1b3d81a97.png" title="sdg_icon_06_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_06_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/02/27 11:30:00 GMT+9 ページ 多発性骨髄腫関連遺伝子DIS3の造血における機能を解明_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240227 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>多発性骨髄腫<sup>※1</sup>で高頻度に変異<sup>※2</sup>が見つかっている遺伝子DIS3の造血<sup>※3</sup>における機能を明らかにしました。</li>&#13; <li>DIS3は造血幹細胞や造血前駆細胞のDNA損傷を防ぐことで造血を支持していることが分かりました。</li>&#13; <li>今後、DIS3機能不全が多発性骨髄腫を促進する仕組みの解明に繋がることが期待されます。<br/><br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】 <br/>???? 熊本大学生命資源研究?支援センターの大口裕人准教授らの研究グループは、3大血液がんのひとつ多発性骨髄腫において高頻度に変異が認められる遺伝子DIS3の造血細胞における機能を解析し、DIS3が造血を支持する仕組みを解明しました。DIS3は造血細胞でDNA損傷を抑制することで細胞死を防いでおり、正常な造血に必須の遺伝子であることを発見しました。今後、DIS3機能不全を介した骨髄腫進展機序の解明の糸口になることが期待されます。<br/>本研究成果は、米国血液学会誌「Blood Neoplasia」に令和6年2月15日(木)にFirst Edition版で公開されました。<br/><br/>??? 本研究は、同大学発生医学研究所細胞医学分野の衞藤貫助教、中尾光善教授、生命資源研究?支援センター分子血管制御分野の南敬教授、疾患モデル分野の荒木喜美教授、国際先端医学研究機構白血病転写制御分野の久保田翔助教(研究当時)及び指田吾郎教授ら複数の研究グループとの共同研究です。<br/><br/>??? また、本研究は、科学研究費補助金(20K08734、JP 16H06276 (AdAMS))、公益財団法人新日本先進医療研究財団研究助成、特定非営利活動法人日本白血病研究基金研究助成、公益財団法人SGH財団がん研究助成の支援を受けて行われました。<br/><br/><br/></p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 本研究により、造血細胞におけるDIS3の機能の一端が解明されました。DIS3機能不全は造血細胞のゲノムを不安定にすることが分かりました。発がんにはゲノム不安定性が関係しているため、DIS3機能不全が誘導するゲノム不安定性が多発性骨髄腫進展に関与していることが推測されます。本研究の知見を糸口に、今後多発性骨髄腫進展の仕組みが明らかにされていくことが期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1 多発性骨髄腫:白血病、悪性リンパ腫と並ぶ血液がんの一つ。B細胞の最終分化段階である形質細胞(抗体を作る細胞)の性質を持つ腫瘍。<br/><br/>※2 変異:遺伝子上のDNA塩基配列が異なる配列に置き換わること。<br/><br/>※3 造血:血液細胞(白血球、赤血球、血小板)を作る働き。血液細胞は造血幹細胞を起源とし、そこから造血前駆細胞が作られ、最終的に白血球、赤血球、血小板が作られる。<br/><br/><br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:Multiple myeloma-associated DIS3 gene is essential for hematopoiesis but loss of DIS3 is insufficient for myelomagenesis<br/><br/>著者:Hiroto Ohguchi*, Yasuyo Ohguchi, Sho Kubota, Kan Etoh, Ai Hamashima, Shingo Usuki, Takako Yokomizo-Nakano, Jie Bai, Takeshi Masuda, Yawara Kawano, Takeshi Harada, Mitsuyoshi Nakao, Takashi Minami, Teru Hideshima, Kimi Araki, Goro Sashida<br/>*Corresponding author<br/><br/>掲載誌:Blood Neoplasia<br/>doi:<a href="https://ashpublications.org/bloodneoplasia/article/doi/10.1016/j.bneo.2024.100005/514983/Multiple-myeloma-associated-DIS3-gene-is-essential?searchresult=1">10.1016/j.bneo.2024.100005</a><br/>URL:<a href="https://ashpublications.org/bloodneoplasia/article/doi/10.1016/j.bneo.2024.100005/514983/Multiple-myeloma-associated-DIS3-gene-is-essential?searchresult=1">https://ashpublications.org/bloodneoplasia/article/doi/10.1016/j.bneo.2024.100005/514983/Multiple-myeloma-associated-DIS3-gene-is-essential?searchresult=1</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240227.pdf">プレスリリース</a>(PDF284KB)</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学生命資源研究?支援センター<br/>疾患エピゲノム制御分野<br/>担当 独立准教授 大口 裕人<br/>電話:096-373-6500<br/>E-mail: ohguchi※kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/02/27 10:00:00 GMT+9 ページ ヒト胚着床現象を高度に模倣することに世界で初めて成功着床機序の解明や不妊治療法の開発に期待_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240219 <![CDATA[<p>? 【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>ヒト胚着床を培養皿上で再現できる胎児-母体アセンブロイド(注1)を創出し、ヒト胚着床機序を解明するためのプラットフォームを作製しました。</li>&#13; <li>このプラットフォームを用いて、着床過程の各段階を再現することに成功し、胎盤の細胞と母体の細胞が融合し得ることを世界で初めて示しました。</li>&#13; <li>着床不全(注2)、周産期疾患、子宮内膜症や子宮体癌の病態解明や予防法および治療法の開発への応用が期待されます。<br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【研究の内容】</p>&#13; <p>??? 着床は妊娠成立において最初の重要なステップですが、ヒト着床機序を研究するための適切なモデルがありませんでした。<br/>東北大学大学院医学系研究科情報遺伝学分野と周産期医学分野、熊本大学発生医学研究所胎盤発生分野、東京大学定量生命科学研究所大規模生命情報解析研究分野、東京医科歯科大学生体材料工学研究所診断治療システム医工学分野らの研究グループは、ヒト子宮内膜(注3)細胞を用いて生体子宮内膜組織と空間的配置や構成細胞が類似した子宮内膜オルガノイド(注4)モデルの作製に成功しました。また、このモデルとヒト胚性幹(ES)細胞を用いて、胚着床を培養皿上で再現する胎児-母体アセンブロイドを世界で初めて作成し、着床の各段階を再現することに成功しました。さらに、ヒト胚から派生する胎盤細胞と子宮内膜間質細胞が融合することを確認し、着床過程で胎盤の細胞と母体の細胞が融合し得ることを世界で初めて示しました。本研究成果は、着床の瞬間を視覚化する新たなモデルとして、着床機序の解明や不妊治療法の開発のための有用なプラットフォームとなることが期待されます。<br/>本研究成果は、日本時間2024年2月24日(土)午前4時(米国東部時間2月23日(金)午後2時)に科学誌Science Advances誌に掲載されます。<br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 本研究の成果は、着床時の初期胚と母体の相互作用を調べるための基礎となり、着床不全の治療や生殖補助医療の進歩に貢献し得る貴重な知見を提供するものです。また、本モデルを応用し、胎盤組織(栄養膜細胞など)と母体組織(子宮内膜)の相互作用の知見を深めることで、着床不全や周産期疾患の発症予測?予防や治療法の開発につながることが期待できます。さらに、子宮内膜症や子宮体癌の病態解明や治療法、予防法の開発への応用も期待できます。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【謝辞】</p>&#13; <p> 本研究は、文部科学省科学研究費補助金(課題番号:JP21H04834, JP21K15098)、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)(課題番号:JP19gm1310001)、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)再生医療実現拠点ネットワークプログラム(課題番号:JP21bm0704068)、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業(Birthday)(課題番号:JP23gn0110072)、公益財団法人武田科学振興財団、公益財団法人内藤記念科学振興財団等の支援を受けて行われました。<br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>??? 注1.?? ?胎児-母体アセンブロイド:胚盤胞様構造物(ブラストイド)と子宮内膜オルガノイドの集合体モデル。<br/><br/> 注2.?? ?着床不全:着床不全は受精卵が女性の子宮内膜に正常に着床しない状態を指します。着床不全の原因は多岐にわたり、ホルモンバランスの乱れ、子宮内膜の異常、免疫学的要因、さらには生活習慣や環境要因などが関与すると考えられています。着床不全は、特に体外受精を試みるカップルにとって重要な課題であり、着床不全の理解を深めることは、不妊の課題に対処し、生殖補助医療技術(ART)を向上させる上で非常に重要であるといえます。</p>&#13; <p> 注3.?? ?子宮内膜:子宮の最外層にあり、月経周期と妊娠において重要な役割を果たします。子宮内膜は、上皮細胞、間質細胞、血管、免疫細胞などの細胞から構成され、ホルモンの変動に応じて劇的に変化する組織です。月経周期は増殖期、分泌期、月経期からなり、それぞれが子宮内膜に異なる影響を及ぼします。ホルモンの上昇により、子宮内膜は、血管が増加し分厚くなり、胚の着床に備えます。子宮内膜の発育に異常があると、不妊症、子宮内膜症、異常子宮出血などの症状を引き起こします。</p>&#13; <p> 注4.?? ?オルガノイド:幹細胞や組織幹細胞から作り出された三次元のミニチュア臓器様構造です。オルガノイドは、三次元構造を持ち、実際の臓器の主要な機能や特徴を再現することが可能であり、臓器の発生、疾患の病理学、薬剤評価など、多様な研究用途を有する貴重なモデルとなっています。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>タイトル:Modeling Embryo–Endometrial Interface Recapitulating Human Embryo Implantation<br/>著者:Shun Shibata*, Shun Endo, Luis A. E. Nagai, Eri H. Kobayashi, Akira Oike, Norio Kobayashi, Akane Kitamura, Takeshi Hori, Yuji Nashimoto, Ryuichiro Nakato, Hirotaka Hamada, Hirokazu Kaji, Chie Kikutake, Mikita Suyama, Masatoshi Saito, Nobuo Yaegashi, Hiroaki Okae, &amp; Takahiro Arima*<br/>*責任著者:東北大学大学院医学系研究科情報遺伝学分野 <br/>助教 柴田 峻(しばた しゅん)、名誉教授 有馬 隆博(ありま たかひろ)<br/>掲載誌:Science Advances<br/>URL:<a href="https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adi4819">https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adi4819</a></p>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240219.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,085KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong><br/>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/02/26 12:33:00 GMT+9 ページ 血管が枝分かれするのに必須な因子の同定-抗老化転写因子が血管では分岐安定化をもたらす-_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240220 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>血管新生増殖因子(VEGF)に向かって血管が枝分かれする際、その枝の向きをガイドする先端の内皮細胞(Tip)とTipに追随し増殖する(枝を伸ばす)内皮細胞(Stalk)が存在します。このTip-Stalkを規定する転写システムを明らかにしました。</li>&#13; <li>長期のVEGF刺激を受けたTip細胞では転写因子FOXO1*1が核内移行し、Tip細胞を運命付ける遺伝子セットを発現誘導する一方、Stalk細胞での増殖を誘導するNotch シグナル*2を抑制します。さらにNotchシグナルはFOXOシグナルを抑制することで StalkがTip細胞にならないように相互に牽制するシステムが成り立っていることを示しました。</li>&#13; <li>FOXO1は長寿関連転写因子として知られており、内皮細胞においては血管成熟に不可欠です。加齢の転写システムを明らかにすることで、超高齢社会での血管病変(がん転移?動脈硬化)に関するシステム解明に繋がることが期待されます。<br/><br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p> 熊本大学生命資源研究?支援センター 分子血管制御分野の南 敬 教授らの研究グループは、血管内皮細胞を用いたVEGF刺激での次世代シークエンス網羅解析によって、血管分岐先端部 (Tip) では核内移行した転写因子 FOXO1 が、(1)Tip 細胞を運命付ける遺伝子セットを包括的に発現誘導すること、(2)Notchシグナルを抑制しStalk化を防護すること、(3)内皮分化を決定するマスター転写因子とともに、内皮特異的なエピゲノム-クロマチン構造変化を促し、血管成熟に関する遺伝子セットを誘導することを明らかにしました。これまで全身性のFOXO1欠損マウスでは血管ネットワークの形成不全で胎生致死になることが報告されていましたが、血管に特化したその病態メカニズムの詳細は分かっていませんでした。FOXO1転写因子はあらゆる細胞に存在し、特に長寿を促すものとして、抗酸化ストレスや飢餓代謝に関与することがクローズアップされています。一方、細胞毎に結合できる領域が異なり、違った機能を発揮します。実際、今回の研究でも免疫細胞ではアポトーシス関連遺伝子の発現制御領域に結合するのに対し、内皮細胞では全く異なる血管分岐や内皮成熟に関わる遺伝子制御領域に特異的に結合しました。即ちFOXO1の転写活性化が血管ネットワークの維持に不可欠であることが示され、FOXO1がないことで血管不全により致死になる病態を改めてメカニズム論として解明することに成功しました。<br/>?? ?高等動物は血管ネットワークを正常に獲得することで、正常に発生し、臓器に酸素や栄養を送り大きくなります。一方、生活習慣病として知られる高血圧?動脈硬化?糖尿病含めヒトは血管から老いていきます。今後、本研究成果は抗加齢転写因子FOXOに基づいた血管老化のメカニズム解明と生活習慣病?血管病変の原理解明に役立つことが期待されます。<br/>本研究成果は令和6年2月16日に、Cell Press 誌「iScience」に掲載されました。<br/> また、本研究は文部科学省科学研究費助成事業(21H02917?19H04972)、公益財団法人小野医学研究財団、公益財団法人先進医薬研究振興財団、公益財団法人武田科学振興財団及び国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム」(JPMJSP2127)、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)(23gm1710009s0301)の支援を受けて実施したものです。<br/><br/></p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 超高齢社会を迎え、我が国では転移や再発を伴う悪性がんや脳梗塞?心血管疾患での死亡率は増加の一途にあります。これら三大疾病には血管病態が密接に関わっており、「ヒトは血管とともに老いる」という米国の医学者ウィリアム?オスラー博士(1849-1919)の格言にあるように、血管の分岐と成熟化(血管新生)や炎症、加齢に伴う機能低下の分子メカニズムを解明することが極めて重要となっています。FOXO1 は長寿?抗老化タンパクとして認知されていましたが、今回血管でのエピゲノム環境変化を伴って、安定化?成熟化の分子機構が明らかになったことより、この転写ネットワークを応用した抗血管病に至る新規機構解明に将来繋がることが期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1 FOXO1: フォークヘッド(Fox)ドメイン(DNA マイナー鎖への結合によりクロマチン構造変化をもたらす)をもつOtype1番目の転写因子。様々な細胞で発現しており、飢餓応答やインスリンでの糖新生や解糖系の調節にも関与することが知られている。<br/>※2 NOTCH シグナル: 節足動物から高等動物に至るまで保存された発生?分化に寄与する細胞間シグナル。Notch リガンドとその受容体の結合により受容体が切断され、C末断片(N1CD) が核内移行し転写活性化が生じる。<br/><br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:FOXO1 stimulates tip cell-enriched gene expression in endothelial cells<br/><br/>著者:Yuri Miyamura1#, Shunsuke Kamei1#, Misaki Matsuo2, Masaya Yamazaki3, Shingo Usuki4, Keiichiro Yasunaga4, Akiyoshi Uemura5, Yorifumi Satou2, Hiroto Ohguchi6, Takashi Minami1, 7*<br/><br/>掲載誌:iScience-Cell Press 誌<br/>doi:<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2589004224003821?via%3Dihub">https://doi.org/10.1016/j.isci.2024.109161</a><br/>URL:<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2589004224003821?via%3Dihub">https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2589004224003821?via%3Dihub</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240220.pdf">プレスリリース</a>(PDF499KB)</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学生命資源研究?支援センター<br/>分子血管制御分野<br/>担当 教授 南 敬<br/>電話:096-373-6500<br/>E-mail: t-minami※kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/02/20 14:05:00 GMT+9 ページ オミクロンXBB.1.5のウイルス学的特性の解明~虎扑nba直播,虎扑体育の生態の全容解明に貢献すると期待~_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240216 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>オミクロン<span>XBB.1.5</span>のウイルス学的特性を多角的に解明。</li>&#13; <li>ウイルスの性状変化に関与するウイルスタンパク質とそのアミノ酸を同定。</li>&#13; <li>虎扑nba直播,虎扑体育の生態の全容解明に貢献する研究成果。<br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【発表概要】</p>&#13; <p> 北海道大学大学院医学研究院の福原崇介教授、田村友和講師、研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」*1らの研究グループは、2022年10月ごろに出現したオミクロン*2XBB.1.5のウイルス学的特性を明らかにしました。<br/>XBB.1.5は、それ以前に流行していたXBB.1と比較して、スパイクタンパク質*3とORF8タンパク質*4にアミノ酸の点変異*5を持つことが分かっていました。しかし、なぜ二つのアミノ酸の違いで、XBB.1.5が流行するに至ったのかは不明でした。本研究では、このXBB.1.5について系統進化、スパイクタンパク質の構造及びウイルス学的解析を行うことで、多角的にその特性を解析しました。<br/> まず、オミクロンの系統進化学的解析を行ったところ、XBB.1.5で認めた二つの変異はORF8、スパイクの順に出現したことが分かりました。次に、直接の祖先であるXBB.1とXBB.1.5を用いて、中和試験*6を実施したところ、同等の中和感受性を示すことが分かりました。クライオ電子顕微鏡を用いた解析ではXBB.1とXBB.1.5のスパイクタンパク質と虎扑nba直播,虎扑体育の感染受容体であるACE2*7との相互作用の違いは認めませんでした。さらに、合胞体形成活性*8、培養細胞及びオルガノイドでの増殖能もXBB.1とXBB.1.5との間で有意な差を認めませんでした。一方で、ハムスターモデルにおけるXBB.1.5の病原性はXBB.1.よりも低いことが明らかとなりました。そこで、ウイルスの弱毒化のメカニズムを明らかにするために、オルガノイドにおけるMHCクラスI分子*9の発現を調べました。その結果、XBB.1.5はXBB.1と比較して、発現の低下が抑えられていないことが分かりました。それぞれの点変異を持つ組換えウイルス*10を作出し、病原性試験を行ったところ、ORF8の機能欠損による免疫抑制機構の低下がXBB.1.5の病原性に関与することを突き止めました。<br/> なお本研究成果は、2024年2月8日(木)公開のNature Communications誌に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p>【謝辞】</p>&#13; <p> 本研究は、福原教授らに対する日本医療研究開発機構(<span>AMED</span>)「新興?再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(<span>JP23fk0108617</span>;<span>JP22fk0108516</span>;<span>JP22fk0108511</span>)」、<span>AMED</span>先進的研究開発戦略センター(<span>SCARDA</span>)「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業(<span>HU-IVReD</span>、<span>JP223fa627005</span>)、<span>AMED SCARDA</span>「ワクチン?新規モダリティ研究開発事業(<span>JP223fa727002</span>)」、<span>AMED-CREST</span>(<span>JP23gm1610008</span>)、科学研究費助成事業(基盤<span>B</span>、<span>JP21H02736</span>)などの支援の下で実施されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【今後への期待】</p>&#13; <p> 2024年2月現在、オミクロンXBB.1.5はさらに多様化し、その子孫であるHV.1が米国を中心に流行しています。一方、オミクロンBA.2から別に派生したBA.2.86とその子孫であるJN.1が世界的な感染拡大を引き起こしています。今後もオミクロン系統ウイルスの流行、性質、進化の継続的な監視が重要です。<br/>G2P-Japanは、SARS-CoV-2の進化?流行動態を司る原理の解明に関する研究及び出現が続く様々な変異株について、ウイルス学的特性の解析や中和抗体や治療薬への感受性の評価、病原性の研究に取り組んでいます。G2P-Japanでは今後もSARS-CoV-2の変異(Genotype)の早期捕捉と、その変異がヒトの免疫やウイルスの病原性?複製に与える影響(Phenotype)を解明するための研究を推進します。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>*1 研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」 … 東京大学医科学研究所の佐藤 佳教授が主宰する、若手研究者中心の研究コンソーシアム。日本国内の様々な専門性を持つ若手研究者が参画し、多角的アプローチからウイルスの性質の解明に取り組んでいる。現在では、イギリスを中心とした諸外国の研究チーム?コンソーシアムとの国際連携も進めている。<br/>*2 オミクロン(B.1.1.529, BA系統) … 虎扑nba直播,虎扑体育の流行拡大によって出現した、顕著な変異を有する「懸念すべき変異株(VOC:variant of concern)」の一つ。オミクロンBA.1、オミクロンBA.5、オミクロンBQ.1.1、オミクロンBA.2.75などが含まれる。<br/>*3 スパイクタンパク質 … 虎扑nba直播,虎扑体育が細胞に感染する際に、細胞と結合するためのタンパク質。現在使用されているワクチンの標的となっている。<br/>*4 ORF8タンパク質 … 虎扑nba直播,虎扑体育のアクセサリータンパク質の一つ。ORF8は、免疫機能に重要な役割を持つMHCクラスIタンパク質の働きを抑え、細胞障害性T細胞を介した免疫応答を損なう働きがあると報告されている。<br/>*5 点変異 … DNAあるいはRNAの特定の1塩基が別の塩基に置き換わる変異。<br/>*6 中和試験 … 抗体や抗体を含む血清がウイルスを不活化(中和)する能力を定量するための実験。ウイルスを中和する能力のある抗体は中和抗体と呼ばれる。虎扑nba直播,虎扑体育の場合、中和抗体はスパイクタンパク質に結合することでスパイクタンパク質と感染受容体であるACE2との相互作用を抑制する場合が多い。<br/>*7 ACE2 … Angiotensin-Converting Enzyme 2(アンジオテンシン変換酵素2)の略称で、虎扑nba直播,虎扑体育が細胞に感染する際に受容体として機能する。<br/>*8 合胞体形成活性 … 合胞体とは、虎扑nba直播,虎扑体育に感染した細胞が、スパイクタンパク質を細胞表面に発現し、周囲の細胞と融合することによって形成される大きな細胞塊のこと。合胞体形成活性とは、虎扑nba直播,虎扑体育のスパイクタンパク質を介して、合胞体を形成する能力のこと。<br/>*9 MHCクラスI分子 … 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子の主要な二つのクラスのうちの一つ。脊椎動物の全ての有核細胞の細胞表面に存在し、抗原提示に重要な役割を果たしている。<br/>*10 組換えウイルス … 遺伝子を任意に組換えたウイルス。法令遵守のもと、任意の変異を持つウイルスを人工的に作出し、性状解析やウイルス学研究に使用する。<br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名 Virological characteristics of the SARS-CoV-2 Omicron XBB.1.5 variant(虎扑nba直播,虎扑体育 オミクロンXBB.1.5株のウイルス学的性状)</p>&#13; <p>著者名 田村友和1,2,3#、入江 崇4#、出口清香5,#、矢島久乃6#、津田真寿美1,7#、Hesham Nasser8#、水間奎太9#、Arnon Plianchaisuk10#、鈴木紗織1,2#、瓜生慧也10、MST Monira Begum8、清水 凌8、Michael Jonathan8、鈴木理滋1,2、近藤 隆1、伊藤 駿1、上山晟史1、吉松組子11、Maya Shofa12、橋本里菜5、安楽佑樹13、木村香菜子6、喜多俊介13、佐々木慈英6、田畑香織14、前仲勝実13,14、直 亨則3,9(当時)、王 磊1,7、小田義崇1、池田輝政8、齊藤 暁12、松野啓太3,9、伊東潤平10、田中伸哉1,7*、佐藤 佳8,10,*、橋口隆生6*、高山和雄5*、福原崇介1,2,3,15*(1北海道大学大学院医学研究院?大学院医学院?医学部医学科、2北海道大学創成研究機構ワクチン研究開発拠点、3北海道大学One Healthリサーチセンター、4広島大学大学院医系科学研究科、5京都大学iPS細胞研究所、6京都大学医生物学研究所、7北海道大学創成研究機構化学反応創成研究拠点、8ヒトレトロウイルス学共同研究センター熊本大学キャンパス、9北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所、10東京大学医科学研究所、11北海道大学遺伝子病制御研究所、12宮崎大学農学部獣医学科、13北海道大学大学院薬学研究院、14九州大学大学院薬学研究院、15大阪大学微生物病研究所、#Equal contribution、*Corresponding author)</p>&#13; <p>雑誌名 Nature Communications(生物科学の一般誌)</p>&#13; <p>DOI <a href="https://www.nature.com/articles/s41467-024-45274-3">10.1038/s41467-024-45274-3</a></p>&#13; <p>公表日 2024年2月8日(木)(オンライン公開)</p>&#13; <p/>&#13; <p>詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240216.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,250KB)</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail: sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/02/16 10:52:00 GMT+9 ページ 食欲を抑える神経細胞の一種を発見!肥満治療への貢献に期待(大学院生命科学研究部 戸田知得 准教授)_虎扑nba直播,虎扑体育 /daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/20240208 <![CDATA[<div id="content-core">&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p><span/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/Amefoot_file/logo.jpg/@@images/34ae22cd-fbf6-47d5-94bb-3e32bd4632b8.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="logo.jpg" height="138" width="545" alt="logo.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/toda_file/toda-2.JPG/@@images/a9f3b42c-9085-4f03-828c-e1a121eb694f.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="toda-2.JPG" height="401" width="683" alt="toda-2.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/toda_file/toda-1.jpg/@@images/60f5e9a8-4429-42df-92e7-b8be97baf859.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="toda-1.jpg" height="185" width="592" alt="toda-1.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><strong/></p>&#13; <h2><span>食後に活性化し、食欲を抑える働きがある神経細胞とは!?</span></h2>&#13; </div>&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p><span>健児くん(以下、◆):先生が発見された神経細胞はどのような働きを持つ細胞なのか教えてください。</span></p>&#13; <p>戸田先生: この神経細胞には、マウスの視床下部の背内側核と呼ばれる神経核において、食後に活性化し食欲を抑える働きがあります。その活動を人工的に増加させると食事量が低下し、抑制すると食事量が増加することから、肥満予防や治療に貢献できるのではないかと期待しています。</p>&#13; <p/>&#13; <p><span>健児くん(以下、◆):これまでも、食欲を増加したり抑制したりする神経細胞がさまざまな研究者によって報告されていると聞いていますが、先生の研究はこれまでのものとどのように違うのですか?</span></p>&#13; <p>戸田先生:これまでの研究で、視床下部は食欲の調節にとって重要な部位であることは明らかにされており、中でも腹内側核や弓状核において、食欲を増加または抑制するさまざまな神経細胞が報告されています。しかし、これらの研究の多くは「遺伝子欠損マウス」(ノックアウトマウス)を実験で用いるのが一般的でした。遺伝子欠損マウスは、生まれる前から一つの遺伝子が欠損しているので、神経細胞や神経回路の発生?発達に影響を及ぼす可能性があり、生理的な条件で食欲を調節する神経の働きが十分に解明されない可能性があります。そこで私たちは、活性化した神経細胞を蛍光タンパク質で標識できるマウスを使って、食後に脳内のどの神経細胞が活性化するかを調べました。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/toda_file/toda-3.JPG/@@images/0ce6198c-292c-4aea-ada5-f7ae43fdea8a.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="toda-3.JPG" height="395" width="672" alt="toda-3.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p>                (脳の切片の中にあるタンパク質を染色して実験)</p>&#13; <p/>&#13; </div>&#13; </div>&#13; <div>&#13; <div>&#13; <h2>蛍光タンパク質で標識できるマウスを用いた研究が導いた新発見</h2>&#13; <p>◆:活性化した神経細胞を蛍光タンパク質で標識できるマウスは、どのような特徴があるんですか?</p>&#13; <p>戸田先生:薬を投与した瞬間に、活性化した細胞がすべて光るんです。このマウスを用いて実験をすることで、食後、そろそろ満腹になってきたかなというタイミングで活性化している細胞を正確に見つけ出すことができます。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/toda_file/toda-4.png/@@images/148238e4-3195-4e48-a591-e5e30e6ec8cf.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="toda-4.png" alt="toda-4.png" class="image-inline"/>               (頭上のカメラがマウスの脳内にある神経細胞を撮影)</p>&#13; </div>&#13; <div>&#13; <p><strong>◆</strong>:実験の結果はどうでしたか?</p>&#13; <p>戸田先生:遺伝子欠損マウスを使った実験では、食後に活性化した神経が増加していたのは、視床下部の腹内側核や弓状核でしたが、活性化した神経細胞を蛍光タンパク質で標識できるマウスを使った実験では、背内側核の神経細胞が活性化していることがわかりました。そこで別の日に、背内側核の神経細胞を人工的に活性化させると、マウスの食事量が低下し、人為的な抑制によって食事量が増加しました。つまり、食事をして、1~2時間程で活性化する細胞は、これまで満腹中枢と思われていた視床下部の腹内側核や弓状核とは違う場所にあり、その細胞には食欲抑制する機能があるということがわかりました。</p>&#13; <p>また、この神経細胞を活性化させるとマウスの場所嗜好性が変化したことから、心地よい感情などにも影響を与えることが示唆されました。この神経細胞に発現しているGastrin-releasing peptideという遺伝子は性行動に重要であることも分かっていて、食欲と性欲の調節に関与している可能性もあります。</p>&#13; <p style="text-align: left;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/toda_file/toda-5.TIF/@@images/0e1fe052-b05a-48f3-9948-d58414086398.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="toda-5.TIF" height="306" width="670" alt="toda-5.TIF" class="image-inline"/>(カメラで撮影した神経細胞(左)は、神経活動の増減によって光ったり消えたりしている。右は活性化した神経細胞を赤く染色したもの)</p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <h2>「研究は、無限大!」自由に学び、今後は予測の研究も</h2>&#13; <p>◆:先生はどのようなことに興味があって、研究者の道を選んだのですか?</p>&#13; <p>戸田先生:私は “頭をいじって”、どのように代謝が変化するのかということに興味がありました。例えば、末梢神経や脂肪細胞から出てくるようなホルモンを頭の一部に投与して、血糖値が上がったか下がったか、また筋肉でのグルコースの取り込みが起こったか起こらなかったかなどの研究を今もメインで行っています。それに加えて、全身レベルでの代謝にも興味があります。自分が持っているツールで、全身レベルの代謝の研究ができないかなと考えたときに、多くの人が興味を持っている「食欲」をテーマに選びました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>◆:研究の魅力について教えてください。</p>&#13; <p>戸田先生:研究の魅力は、「無限に広がる」ということですね。たとえば、マウスに運動や学習をやってもらったり、ホルモンを投与したり、ご飯を食べさせる、食べさせない、太った、やせた…等々、いろんなことをやってもらうんです。そういう時に活性化する神経を捉えて、その機能を人工的に活性化?抑制しながら観察することで、新しい発見があったり、次の研究につながるなど、やりたいことが無限に広がるんですよ。特に私の研究室の学生さんは、自由にいろんなことを研究しています。他学部の学生さんにとっても新しい発見があるかもしれませんので、「横断的に学びたい!」という意欲のある学生さんは、いつでも大歓迎です。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/toda_file/toda-6.JPG/@@images/ac844e2f-0052-4015-817b-d906cf645d2c.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="toda-6.JPG" height="399" width="679" alt="toda-6.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p>◆:先生が目指す研究の展開についてお聞かせください。</p>&#13; <p>戸田先生:食に関する「予測」の研究をしていきたいですね。たとえば、ご飯が目の前に出てきて、それを「今から食べることができるんだ」と思った瞬間に、実は脳の機能がいろいろ動いていて、血糖値を下げやすくするような働きがあるんです。また、夜中においしそうなご飯をテレビで見て「おなかがすいたな…」みたいなプロセスってあるでしょう?それって「食べたらどんな味がするか」という記憶を呼び戻して、それによって末梢組織や胃などが「これからこれを食べたらこんな感じかな」って予測しながら動いているわけですよね。「考えるだけ」なのに、筋肉でのグルコースの取り込みや内臓からの糖分の放出などが実は行われているんです。その現象自体は「パブロフの犬」の条件付けなどで、100年程前に発見されてはいるんですが、その神経回路はまだわかってないんですよ。痛みや恐怖などの記憶の研究は進んでいるんですけど、食事に関する記憶って未解明の部分も多いので、うまく発見できれば面白いですよね。血糖値の調節に、とても重要な研究になるんじゃないかと考えています。</p>&#13; <p>                                             (<span>2024</span>年2月8日掲載)</p>&#13; <p/>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p style="text-align: center;">     </p>&#13; </div>&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p style="text-align: right;">                                          </p>&#13; </div>&#13; </div>]]> No publisher 学生 研究 その他 2024/02/08 00:00:00 GMT+9 ページ Global Kitchenー留学生から学ぶ伝統料理ー_虎扑nba直播,虎扑体育 /daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/20240202 <![CDATA[<div id="content-core">&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p><span/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/Amefoot_file/logo.jpg/@@images/34ae22cd-fbf6-47d5-94bb-3e32bd4632b8.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="logo.jpg" height="138" width="545" alt="logo.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/copy_of_shefu-1.JPG/@@images/2dd91c6e-1672-499d-b7ae-7f77f369a3c3.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="shefu-1.JPG" height="417" width="708" alt="shefu-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/kenjikun.jpg/@@images/390dff20-c944-4900-a35e-4890a98a498f.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="kenjikun.jpg" height="204" width="559" alt="kenjikun.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><strong/></p>&#13; <h2>本場のタイ料理<ラープ?ブアローイ>とは?</h2>&#13; </div>&#13; <div style="text-align: center;">&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/shefu-1.JPG/@@images/427bcb59-4913-486d-8f5a-c843723f4735.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="shefu-1.JPG" height="324" width="550" alt="shefu-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; 参加者に料理の作り方を説明するアーリヤポーンさん(左)とコンポブさん(右)<br/>今回は、コンポブさんにラープを、アーリヤポーンさんにブローアイをご紹介していただきます!<br/>&#13; <p style="text-align: left;"><span/></p>&#13; <p style="text-align: left;"><span>健児くん(以下、◆):</span>今日はどんな料理をつくったのですか?</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span style="font-size: 11pt;">コンポブさん</span>:本日は<span>2</span>つの料理をつくりました。先ずこちら(下図左)のメインディッシュが「ラープ」と呼ばれる料理です。タイの北部から伝わった料理です。スパイシーで酸味があり塩辛いという特徴があります。タイでは、この料理を家族や友達と集まった時につくることはありますが、スーパーマーケットでも買うことができるため、普段は滅多に手料理することはありません。</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span><span style="font-size: 11pt;">アーリヤポーンさん</span>:</span>次にこちら(下図右)は「ブアローイ」と呼ばれるスイーツです。タイのココナッツミルクです。家族が集まったときに一緒に食べたりします。タイの伝統のようなものです。タイでは、このスイーツを週に1回から2回食べます。こちらもタイのスーパーや屋台で気軽に買えるので、普段家でこれをつくることは多くありません。</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/ryo-ri-8.JPG/@@images/dfc70af3-0feb-4c0c-83e3-bc89ee148f3d.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="ryori-8.JPG" height="362" width="547" alt="ryori-8.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <div id="content-core">&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p style="text-align: center;"><span>ラープ(左)とブアローイ(右)</span></p>&#13; <p><span>◆</span>:タイでつくるタイ料理と比較し、味はいかがでしたか?</p>&#13; </div>&#13; </div>&#13; <div>&#13; <div>&#13; <p style="text-align: left;"><span style="font-size: 11pt;">コンポブさん</span>:全く同じようにはつくることはできなかったと思います。タイで使用している香辛料が日本で見つけることが難しかったですし、なにより材料が高いので(笑)ちなみに今回は辛さを<span>2</span>段階にわけてラープを用意しました。日本人参加者が主に食べているのが辛くはないパターンで、留学生参加者が食べているのが辛いパターンです。</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span><span style="font-size: 11pt;">アーリヤポーンさん</span>:</span>タイでは、普段は粘りけのある米粉を使用してブローアイをつくりますが、今回はそこまで粘りけのないものを使用しました。そこの違いはありますが、大体タイで作るものと似たものをつくることが出来たと思います。</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/copy2_of_samune-8.JPG/@@images/204d73fe-e64e-407e-ab17-4cd5e5377f11.jpeg" title="samune-8.JPG" height="354" width="535" alt="samune-8.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; </div>&#13; </div>&#13; <p style="text-align: left;"><span>◆</span>:最後に全体を通しての感想を教えてください!</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span><span style="font-size: 11pt;">アーリヤポーンさん</span></span>:今日は皆で料理をつくりましたが、中には生地をひたすら丸めるという大変な作業もありました。皆さん疲れたと思いますので、すこし責任を感じています(笑)この料理が気に入ってくれたなら、家族が集まったタイミングなどで再現してくれたら嬉しいです!</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/samune-7.JPG/@@images/5acd31c0-50e6-4ce8-8336-b44c0573837f.jpeg" title="samune-7.JPG" height="367" width="555" alt="samune-7.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <h2 style="text-align: left;">日本料理は甘口?</h2>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/samune-3.JPG/@@images/980b47b4-6976-407f-a808-62ddb961609d.jpeg" title="samune-3.JPG" width="548" alt="samune-3.JPG" height="363" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">自然科学研究部修士1年の菅嶋さん(左)と川端さん(右)に感想を伺いました!</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span>◆</span>:Global Kitchenに参加しようと思ったきっかけは何ですか?</p>&#13; <p style="text-align: left;">菅嶋さん:大学から来たメールでイベントを知ったことがきっかけです。私は現在大学院生で国際(多国籍)的なことも題材にして研究していますので、多くの留学生と関わることができるこのイベントに興味を持ち、川端さんと一緒に今回初めて参加をしました。</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/copy3_of_samune-8.JPG/@@images/8be47016-1a97-4018-8eb8-fd7466b0c441.jpeg" title="samune-8.JPG" height="424" width="570" alt="samune-8.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p><span>◆</span>:留学生とのタイ料理づくりは楽しかったですか?</p>&#13; <p style="text-align: left;">菅嶋さん:はじめは、留学生が料理をつくっているところを見て、その後皆で料理を食べるっていうのを想像していましたが、実際は生地を丸めたり肉を切ったりと料理づくりに参加することができたので、とても楽しかったです。また、料理の作り方を英語で教えてもらうことも普段はないので、新鮮でした。</p>&#13; <p><span><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/copy_of_samune-8.JPG/@@images/2c61bf73-3b18-4065-96df-03610a87d222.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="samune-8.JPG" height="369" width="558" alt="samune-8.JPG" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p><span>◆</span>:実際にタイ料理を食べてみた感想を教えてください!</p>&#13; <p style="text-align: left;">川端さん:正直、辛いなと思いました(笑)でも、一緒に食べた留学生は「これが普通だよ!」って言っていたので、もしかしたら日本の料理は世界的には甘い方なのかなと感じました。留学生と一緒に食べることで、国や文化による味の感じ方の違いのようなものを知ることができ、面白かったです。</p>&#13; <p style="text-align: left;">菅嶋さん:私はタイ料理というとパクチーなどのイメージがあり、少し苦手意識がありました。ですが、今日タイ料理を食べてみてとても美味しかったですし、パクチーへの苦手意識も克服できたように感じます!</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/samune-2.jpg/@@images/66049162-0cc8-4627-b4a1-417bf10233db.jpeg" title="samune-2.jpg" width="511" alt="samune-2.jpg" height="338" class="image-inline"/></p>&#13; <p><span>◆</span>:英語縛りでの料理づくりとのことですが、いかがでしたか?</p>&#13; <p style="text-align: left;">菅嶋さん:そうですね…「かわりましょうか?」というような一言が英語ですぐには出てこなかったり、頭の中で日本語から英語に変換してみても「え?どう言えばいいんだっけ?」となってしまうことがあり、難しさを感じる場面はありました。今もあのときどんな風に言うと良かったのか考えたりします。そのような意味では、もっと自分の英語力をレベルアップしていかなければならないとこのイベントをとおして感じることができました。</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span>◆</span>:料理づくりやタイ料理を食べたことなど、全体をとおして印象的だったことを教えてください。</p>&#13; <p style="text-align: left;">川端さん:そうですね、普段タイ料理をつくることなどはありませんし、留学生とこのようにご飯を一緒に食べることも多くはなかったので、今回タイ料理をつくれて、そして多くの留学生と一緒に話ながら食べることができて全てが印象的でした(笑)</p>&#13; <p style="text-align: left;"><span>◆</span>:留学生との料理づくりをとおして、文化交流だけではなく語学力を高める場ともなったのですね!今年度のGlobal Kitchenは今日で最後ですが、ここでできた留学生と日本人学生のつながりが今後も続いていくことを願っています^_^ </p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/copy_of_kumadai_now_file_2023/globalkitchen_file/samune-6.JPG/@@images/21606dc9-f79e-44de-b7d1-10145bd83eaa.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="samune-6.JPG" height="324" width="550" alt="samune-6.JPG" class="image-inline"/>    </p>&#13; </div>&#13; </div>&#13; <div>&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p style="text-align: right;">                                             (2024年2月7日掲載)</p>&#13; </div>&#13; </div>]]> No publisher 学生 研究 その他 2024/02/01 16:10:00 GMT+9 ページ オミクロンBA.2.86株のウイルス学的特性の解明_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240124 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>2023年<span>8</span>月頃、それ以前に流行していたオミクロン<span>XBB</span>株とは配列の大きく異なるオミクロン<span>BA.2.86</span>株が出現した。本研究では、オミクロン<span>BA.2.86</span>株がオミクロン<span>EG.5.1</span>株などの既存の流行株よりも有意に高い実効再生産数(流行拡大能力)を示すことを明らかにした。</li>&#13; <li>オミクロン<span>BA.2.86</span>株に対して、現在使用されている抗ウイルス薬は有効であった。</li>&#13; <li>合胞体形成活性、細胞での増殖能は低下していた。</li>&#13; <li>ハムスターモデルにおけるオミクロンBA.2.86株の病原性は、オミクロン<span>BA.2</span>株および<span>EG.5.1</span>株と比較して弱かった。<br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【発表概要】</p>&#13; <p> 東京大学医科学研究所システムウイルス学分野の佐藤佳教授が主宰する研究コンソーシアム「<span>The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)</span>」(注1)は、<span>2023</span>年<span>8</span>月ごろに出現したオミクロン(注2)<span>BA.2.86</span>株のウイルス学的特性を明らかにしました。オミクロン<span>BA.2.86</span>株は、それ以前に流行していたオミクロン亜株とは系統学的に大きく異なっており、オミクロン<span>BA.2.86</span>株のスパイクタンパク質(注3)には祖先株であるオミクロン<span>BA.2</span>株と比較して<span>30</span>種類以上の変異が蓄積しています。本研究では、オミクロンBA.2.86株は既存の流行株よりも有意に高い実効再生産数(注4)(流行拡大能力)を示すことを明らかにしました。<br/> さらに本研究では、オミクロンBA.2.86株についての詳細なウイルス学的実験を行いました。その結果、オミクロンBA.2.86株は、現在汎用されているレムデシビルやパキロビッド、ゾコーバなどの抗ウイルス薬のいずれに対しても高い感受性を有していました。感染受容体であるACE2(注5)結合能はEG.5.1株よりも高い一方で、合胞体形成活性(注6)、細胞での増殖能はEG.5.1株よりも低下していました。また、オミクロンBA.2.86株のハムスターモデルにおける病原性はオミクロンBA.2株、EG.5.1株に比べ、弱いことが明らかとなりました。<br/>本研究成果は2024年1月26日、米国科学雑誌「Cell Host &amp; Microbe」オンライン版で公開されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 本研究で解析したオミクロン<span>BA.2.86</span>株は、その後さらに多様化し、進化しました。<span>2024</span>年<span>1</span>月現在、オミクロン<span>BA.2.86</span>株の子孫株であるオミクロン<span>JN.1</span>株が世界的な感染拡大を引き起こしており、問題となっています。今後もオミクロン<span>BA.2.86</span>株およびその子孫株の流行、性質、進化を継続的に監視することが重要です。<br/>G2P-Japanでは、SARS-CoV-2の進化?流行動態を司る原理の解明に関する研究、および、出現が続くさまざまな変異株について、ウイルス学的な特性の解析や、中和抗体や治療薬への感受性の評価、病原性についての研究に取り組んでいます。G2P-Japanコンソーシアムでは、今後も、SARS-CoV-2の変異(Genotype)の早期捕捉と、その変異がヒトの免疫やウイルスの病原性?複製に与える影響(Phenotype)を明らかにするための研究を推進します。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>(注1)研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」<br/>東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野の佐藤教授が主宰する研究コンソーシアム。日本国内の様々な専門性を持つ若手研究者が参画し、多角的アプローチからウイルスの性質の解明に取り組んでいる。現在では、イギリスを中心とした諸外国の研究チーム?コンソーシアムとの国際連携も進めている。</p>&#13; <p>(注2)オミクロン株(B.1.1.529, BA系統)<br/>虎扑nba直播,虎扑体育の流行拡大によって出現した、顕著な変異を有する「懸念すべき変異株(VOC:variant of concern)」のひとつ。オミクロンBA.1株、オミクロンBA.5株、オミクロンBQ.1.1株、オミクロンXBB株などが含まれる。現在、日本を含めた世界各国で大流行している変異株である。</p>&#13; <p>(注3)スパイクタンパク質<br/>虎扑nba直播,虎扑体育が細胞に感染する際に、虎扑nba直播,虎扑体育が細胞に結合するためのタンパク質。現在使用されているワクチンの標的となっている。</p>&#13; <p>(注4)実効再生産数<br/>特定の状況下において、1人の感染者が生み出す二次感染者数の平均。ここでは、変異株間の流行拡大能力の比較の指標として用いている。</p>&#13; <p>(注5)ACE2<br/>Angiotensin-Converting Enzyme 2(アンジオテンシン変換酵素2)の略称で、虎扑nba直播,虎扑体育が細胞に感染する際に受容体として機能する。</p>&#13; <p>(注6)合胞体形成活性<br/>合胞体とは、虎扑nba直播,虎扑体育に感染した細胞が、スパイクタンパク質を細胞表面に発現し、周囲の細胞と融合することによって形成される大きな細胞塊のこと。合胞体形成活性とは、虎扑nba直播,虎扑体育のスパイクタンパク質を介して、合胞体を形成する能力のこと。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>〈雑誌〉Cell Host &amp; Microbe<br/>〈題名〉Virological characteristics of the SARS-CoV-2 BA.2.86 variant<br/>〈著者〉田村友和#, 水間奎太#, Hesham Nasser#, 出口清香#, Miguel Padilla-Blanco#, 小田義崇#, 瓜生慧也#, Jarel E.M. Tolentino#, 辻野修平, 鈴木理滋, 児島一州, 直亨則, 清水凌, 王磊, 津田真寿美, Michael Jonathan, 小杉優介, Ziyi Guo, Alfredo A. Hinay Jr., Olivia Putri, Yoonjin Kim, 田中友理, 浅倉弘幸, 長島真美, 貞升健志, 吉村和久, The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan) Consortium, 齊藤暁, 伊東潤平, 入江崇, 田中伸哉*, Jiri Zahradnik*, 池田輝政*, 高山和雄*, 松野啓太*, 福原崇介*, 佐藤佳*<br/>(#Equal contribution; *Corresponding author)</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240124-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF595KB)</p>&#13; <p>〈DOI〉10.1016/j.chom.2024.01.001<br/>〈URL〉<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1931312824000052" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1931312824000052</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail: sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/01/27 01:00:00 GMT+9 ページ 第5回熊本大学ライフサイエンスシーズ探索研究会を開催しました_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/byouin/9olh99-1 <![CDATA[<p> 12月10日、熊本大学病院総合臨床研究部は、第5回熊本大学ライフサイエンスシーズ探索研究会を開催しました。</p>&#13; <p>? 本研究会は、学内で実施されている研究を相互に把握し、共同研究の機会等研究の発展に繋がる情報を共有すること及び研究シーズの掘り起こしを目的として、開催するもので、今回から、生命科学研究系及び工学系の各分野に加え、新たに理学系の各分野を対象に加えました。</p>&#13; <p>? 今回の研究会は、22演題について発表が行われ、70名の参加があり、質疑応答等では活発な意見交換が繰り広げられました。今回から、生命科学研究系?工学系?URAに加え、新たに理学系?技術部が参加することとなり、さらなる学術研究や共同研究のマッチング(実用化に向けた企業との共同研究を含む)が見込め、異分野融合活性化のきっかけ作りとなりました。</p>&#13; <p><br/>      <img src="/whatsnew/byouin/eh5ay2-1/@@images/09938eaf-2f40-4168-af0a-5b6f89c102e5.jpeg" title="&#x3042;.jpg" height="236" width="319" alt="&#x3042;.jpg" class="image-inline"/><img src="/whatsnew/byouin/g6cbnd/@@images/e5ffbd12-2d26-4215-ab4b-5a69be84c0bf.jpeg" title="&#x3042;&#x3042;&#x3042;.jpg" height="236" width="319" alt="&#x3042;&#x3042;&#x3042;.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><strong>         大谷理事による開会の挨拶                研究会の様子</strong></p>&#13; <p><br/>※ 第5回熊本大学ライフサイエンスシーズ探索研究会のプログラム等については、熊本大学病院総合臨床研究部専用のウェブサイト(<a href="https://www2.kuh.kumamoto-u.ac.jp/dgci/intra/seedsconf2023/index.html">https://www2.kuh.kumamoto-u.ac.jp/dgci/intra/seedsconf2023/index.html</a>::学内限定)を参照ください。<br/><br/></p>]]> No publisher 研究 その他 2024/01/22 11:35:00 GMT+9 ページ 胃がん腹膜播種を促進する中皮細胞の新たな役割を解明_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240117 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>単一細胞レベルの網羅的なタンパク質分析の結果、腹膜播種(ふくまくはしゅ)に伴うがん性腹水中の中皮細胞<sup>※1</sup>には間葉系の特徴を有する中皮細胞<sup>※2</sup>が存在することがわかりました。</li>&#13; <li>これらの中皮細胞は免疫抑制性骨髄系細胞の集積に関与することでがんの進行に関わることがわかりました。</li>&#13; <li>さらに、間葉系の特徴を有する中皮細胞は細胞外マトリックスであるテネイシンCなどを産生することで癌細胞の腹膜への接着?コロニー形成に関与し、腹膜播種形成を促進していることを明らかにしました。<br/><br/><br/><br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p>【研究の内容】</p>&#13; <p> 公益財団法人がん研究会 がん研究所 発がん研究部の米村敦子研究助手、石本崇胤部長(熊本大学国際先端医学研究機構 客員教授)を中心とする研究グループは、藤田医科大学、シンガポール国立大学及びテキサス大学MDアンダーソンがんセンターとの共同研究により、腹膜播種に伴うがん性腹水中では中皮細胞の割合が増加し、その多くが間葉系の特徴を有する中皮細胞であることを発見しました。さらにこれらの中皮細胞が免疫抑制性の細胞の集積を促すとともに、癌細胞の腹膜への定着を促進することでがん性腹水中における腹膜播種促進性の環境を構築していることを明らかにしました(図1)。<br/>本研究の成果は、米国学術誌「Cell Reports」(オンライン版)に2024年1月16日(現地時間)に公開されました。<br/> なお、本研究の一部は、JST 創発的研究支援事業(FOREST)の研究課題「シングルセル?マルチオミックス解析による線維化シグナルネットワークの全貌解明」(研究代表者:石本崇胤 JPMJFR200H)の一環として行われました。  <br/>また、本研究は以下の研究支援を受けて実施したものです。<br/><br/>?内藤記念科学振興財団<br/>?鈴木謙三記念医科学応用研究財団<br/>?中外創薬科学財団<br/>?新日本先進医療研究財団<br/>?日本医療研究開発機構(AMED)次世代がん医療加速化研究事業(23ama221421)<br/>?日本学術振興会 科学研究費助成事業(21KK0153, 23H02772, 23H02998, 23K08051, 23K08113)</p>&#13; <p><br/><br/><br/></p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> この研究により、間葉系の特徴を有する中皮細胞が腹膜播種においてケモカインを分泌することで免疫抑制性細胞を呼び寄せ、腹膜播種促進性の微小環境を構築する上で重要な役割を果たしていることが示されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1 中皮細胞(腹膜中皮細胞)<br/>  腹壁や内臓を覆う腹膜の表面に通常一層で存在する細胞のことです。<br/>  表面をなめらかに保ち、炎症や外部からの刺激に対し臓器を保護する役割があります。<br/><br/>※2 間葉系の特徴を有する中皮細胞<br/>  成長因子などの刺激により紡錘状の形態へ変化した中皮細胞のことです。通常の中皮細胞と比べ細胞同士の接着が弱く、間葉系細胞マーカーを発現し、腹膜線維症やがん浸潤?転移との関連性が注目されています。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:Mesothelial cells with mesenchymal features enhance peritoneal dissemination by forming a protumorigenic microenvironment<br/>著者:Atsuko Yonemura, Takashi Semba, Jun Zhang, Yibo Fan, Noriko Yasuda-Yoshihara, Huaitao Wang, Tomoyuki Uchihara, Tadahito Yasuda, Akiho Nishimura, Lingfeng Fu, Xichen Hu, Feng Wei, Fumimasa Kitamura, Takahiko Akiyama, Kohei Yamashita, Kojiro Eto, Shiro Iwagami, Masaaki Iwatsuki, Yuji Miyamoto, Keisuke Matsusaki, Juntaro Yamasaki, Osamu Nagano, Hideyuki Saya, Shumei Song, Patrick Tan, Hideo Baba, Jaffer A Ajani, Takatsugu Ishimoto<br/>掲載誌:Cell Reports<br/>doi:10.1016/j.celrep.2023.113613</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240117.pdf">プレスリリース</a>(PDF595KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>(研究に関すること)</p>&#13; <p>公益財団法人がん研究会 がん研究所<br/>担当:石本崇胤(発がん研究部 部長)<br/>(熊本大学国際先端医学研究機構 客員教授)<br/>電話:03-3570-0462<br/>E-mail:takatsugu.ishimoto※jfcr.or.jp</p>&#13; <p>(報道に関すること)</p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail: sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/01/17 11:00:00 GMT+9 ページ 画像解析で明らかになった植物受精卵の内なる 秘密-非対象な細胞分裂の位置の謎に迫る-_虎扑nba直播,虎扑体育 /whatsnew/sizen/20240110 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li><span style="text-indent: -0.6em;">植物の受精卵における細胞内構造の分布を画像解析により分析したところ、植物受精卵は受精直後からふたつの部分に区分され、その境界は最初の細胞分裂の位置に関係する可能性が示唆されました。</span></li>&#13; <li>本研究成果は、植物の初期発生における細胞内構造の役割に新たな知見を与えるとともに、本研究で確立した画像解析手法は植物受精卵に限らず様々な細胞における細胞内構造の分布解析に役立つことが期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p>  熊本大学大学院自然科学教育部修士課程1年の弘本悠紀子大学院生と同大学大学院先端科学研究部の檜垣匠教授を中心とした研究グループは、細胞の中の様々な構造体の分布を包括的に評価する画像解析手法を開発しました。また、東北大学大学院生命科学研究科の植田美那子教授らと共同研究により、この画像解析技術によって植物の受精卵が伸長して最初の細胞分裂に至るまでの過程を分析しました。その結果、受精直後の早い段階で既に内部構造が偏在化しており、その内部構造の偏在化を維持したまま伸長していること、この内部構造の偏在化と最初の細胞分裂の位置に相関があることなどが明らかになりました。本研究成果は、植物の初期発生における細胞内構造の役割に新たな知見を与えるものであり、植物の発生と成長の基本的なルールを理解する上で重要な一歩と位置付けられます。<br/> 本研究成果は令和5年12月18日にオンライン科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。本研究は熊本大学国際先端科学技術研究機構 Research Cluster ‘Digital Plant Cell Biology’、科学技術振興機構 CRESTの支援を受けて実施されました。</p>&#13; <p>【今後の展開】 </p>&#13; <p> 本研究により、植物受精卵の上下軸における細胞内構造の時間空間的な振る舞いが明らかになりました。また細胞内構造の偏在性と細胞分裂位置との関係性も示唆されました。本手法は植物受精卵の研究に限らず様々な細胞における細胞内構造の分布を解析する上で役に立ち、波及効果の大きな研究成果と考えられます。</p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:Comprehensive and quantitative analysis of intracellular structure polarization at the apical–basal axis in elongating Arabidopsis zygotes.<br/>著者:Yukiko Hiromoto, Naoki Minamino, Suzuka Kikuchi, Yusuke Kimata, Hikari Matsumoto, Sakumi Nakagawa, Minako Ueda, Takumi Higaki* (*責任著者)<br/>掲載誌:Scientific Reports<br/>doi:https://doi.org/10.1038/s41598-023-50020-8<br/>URL:https://www.nature.com/articles/s41598-023-50020-8</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release240110-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF581KB)</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/news/2kyxad/hg5u2n/SDGs2.png/@@images/2bdd2a56-1258-4fc7-a39b-ee72d04262f4.png" title="SDGs2.png" width="133" alt="SDGs2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/01/10 00:00:00 GMT+9 ページ